今まで石川県では新型コロナウイルス受け入れ病床数を520床確保していると豪語し、他県と比べて圧倒的な病床数に疑問を抱いていました。
一方で、県内の医療関係者から新型コロナウイルスの対応について不安の声が複数寄せられたため、先週金曜日に「指定医療機関以外の公立・公的病院の受け入れ態勢について問題点の洗い出し及び対策」を求めました。
そしてNHKが調査に乗り出し、なんと実際の病床数は110床しか
ないことが発覚しました。
昨日現在、石川県では121人の方の陽性を確認し、既に7人の方が退院されていますが医療崩壊の危機が迫っています。
医療従事者の負担を減らし医療崩壊を防ぐため、民間ホテルに無症状及び軽症患者受け入れるよう早急に依頼しなければなりません。
人命にかかわる重要な問題を、石川県は県民にも県議会にも国にも虚偽の報告をしていたことについて怒りが収まりません。
二度とこのようなことが起こらないよう委員会で厳しく追及します。
石川県 新型コロナ対応ベッド数 国に報告の5分の1にとどまる
石川県 新型コロナ対応ベッド数 国に報告の5分の1にとどまる
石川県は、新型コロナウイルスの感染者に対応する病院のベッド数についてこれまで500床余り確保したと国に報告してきましたが、NHKの取材で、実際に入院可能なベッド数は、12日時点で110床とおよそ5分の1にとどまっていることが分かりました。県では今後、医療機関に改めてベッドの提供を要請することにしています。
石川県は、新型コロナウイルスの感染者に対応する病院のベッド数について、これまで感染症指定医療機関の20床に加えて、公立病院を中心に協力を得て合わせて520床を確保できたとして国にも報告してきました。
しかしNHKの取材で、実際に確保できているベッド数は12日時点で110床と、その5分の1程度にとどまっていることが明らかとなりました。
石川県によりますと、520床というのはあくまでも各医療機関に要請した数で、実際にベッドを提供できるかどうかまで県では確認をしてこなかったということです。
石川県では、感染者数が100人を超え、医療従事者にさらに負担をかける状況が続けば地域医療が危機的な状況に陥りかねないなどとして13日、県独自に「緊急事態宣言」を出しました。
患者の急増でベッド数はすでにひっ迫しているということで、今後、県内の医療機関に改めてベッドの提供を要請するとともに、症状が軽い人を受け入れる施設の確保も目指すことにしています。