一昨日の政策記者会見後、多くの方々から「転原発」について問い合わせがありますので、簡単に説明します。





先ず僕自身の原発に対する考えですが、福島第一原子力発電所を視察し、周辺に住んでいた方々の悲痛な声を聞き、その後ニューヨークの国連でエネルギー担当責任者と原発問題について会談し、一度暴走すると人間の力ではどうすることも出来ない原発は全て廃止すべきと思っています。

石川県においても志賀原子力発電所に2基の原発施設があり、その稼働に関して議会でも議論をしているところですが、僕は県民の生活と生命を守るという観点から再稼働には断固反対です。

ただ廃炉に関しては、最終処理場の問題や膨大にかかる費用の問題など、県単独ではどうにもできない部分が多く、現実的な対応として再稼働をさせずに廃炉に向けて国と協議をしていくしかありません。

そこで転原発とは、既にある原子力発電所の送電網などの機能を生かし、周辺に「風力、波力、太陽光」などの自然エネルギーを中心とした発電施設を設置し、「志賀原子力発電所」を「志賀クリーンエネルギー発電所」に転換するという考え方です。

更には日本ならびに世界からの英知を結集し、産学官の連携で「クリーンエネルギーの研究機関」を設け、開発された技術を他県や国外に販売し、石川県の新しい産業として確立したいと思っています。
地元の雇用を守り安定したクリーンな電力供給を行うため、今後も有識者と共に研究し実現に向けて邁進します。