プロフィール
~ ハードモード 期~
〈 2023年5月更新 〉
2011年3月。
朝から晩までバイトは掛け持ち。
空いた時間は彼氏とデートか友達と遊ぶ。
1人で居ることが
とにかく嫌いだった。
そんな私はいつも、
いつも得体の知れない『 不安 』を抱えて、
いつもなにかが『 怖かった 』。
" 初任給くらいは稼いでるしなぁ~ "
と『 就職しない 』と決めていた。
やりたい仕事でもないのに、
就職をする意味が分からなかった。
そんな矢先の母親の一言。
「 就職が決まらなと
卒業旅行に行っちゃダメ! 」
" 卒業旅行に行きたい!" の一心で、
受けた会社は即採用。
入社してみると、
上司・先輩・同期は全員男性。
私のハードモードは、
加速した。
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入社3年目。
『 笑ったら済むと思ってるやろ 』
冗談混じりの上司の言葉に、
傷付きながらも笑ってその言葉をかわした。
『 社長はお前に甘いから 』
女だからという理由で、
上司の評価にはフィルターがかかった。
『 女はいらない 』
女だからという理由で、
経験と実績だけでは
お客さんに受け入れてもらえなかった。
『 女だから 』
そう言われるのが
とにかく嫌だった。
だから、
どんな業務でも「 出来ません 」なんて
口が裂けても言わなかった。
いつからか『 男には負けない 』
そんな漠然とした怒りが原動力になっていた。
☑︎ 終電で帰れないのは当たり前!
☑︎ 休日出勤も当たり前!
☑︎ 体調不良で休むなんてありえない!
☑︎ 24時間365日携帯は携帯!
☑︎ 仕事優先でプライベートは二の次!
どんな時も、
仕事が頭から離れることはなかった。
仕事は楽しかった。
だけどずっと、
どこか苦しかった・・・
そんな時に、
お客さんから不意に投げかけられた言葉。
「 友岡優子として
仕事をしなさい 」
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それから3年。
『 夢中になれること 』
を私は見つけた。
だけど、
夢中になれること
= 趣味・遊び
という前提を持っていた私。
遊び (夢中になれる業務) は、
業務時間外にやるのが当たり前。
だから残業時間は増える一方。
私のハードモードは
さらに加速した。
それでもただただ楽しくて、
バカみたいに働いた。
「 なんでそんなに頑張れるんですか? 」
そう後輩から聞かれても
愚痴を言いながら
楽しくないことを続けられる人 (男)
が理解できなかった。
“ そんな男には負けない ”
まだまだ私の原動力は、
どこへのやり場もない怒りだった。
仕事は楽しかった。
だけどずっと、
どこか苦しかった・・・
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その半年後、
私は転勤で東京に居た。
そこで待っていたのは、
私以上にハードモードな
( 女性 ) 上司だった......
続きます♡
love......♡
yuko