六甲山頂駅に眠る、表六甲線のゴンドラの車内に入ってみた | Y14編成のブログ

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自由に使ってOKです。

各地の災害でお亡くなりになられた方への
ご冥福をお祈り申し上げますと共に
被災地での1日でも早い復興を
心よりお祈り申し上げます。

前回の記事で申し上げた通り
今回の記事は、六甲山頂で何をしたかを書いていきます。
星の駅から六甲山頂駅までは、六甲摩耶スカイシャトルバスと
六甲山上バスを乗り継いで行くのが一般的ですが
今回の六甲山上バスについては、期間限定で走る
風の教会経由の便に乗ることにしました。
風の教会経由のバスは、六甲山頂駅前まで行かず
ひとつ手前の、六甲ガーデンテラスが終点となります。
バスを降りて、六甲山頂駅まで歩いていると
2004年に路線休止(事実上廃止)となった
六甲有馬ロープウェーの表六甲線のホームが見えますが
天井には、毛糸で出来た大きな作品が展示されていました。
六甲山頂駅は、摩耶ケーブルの虹駅と同様に
副駅名が付けられましたが
『六甲ガーデンテラス・GREENIA前』という
長い名前になっています。
スロープのそばには、生垣と灰皿などがありましたが
それらがなくなって、駐輪場が設けられました。
この日の、六甲山頂駅のロープウェイの列は凄まじく
この写真を見ても結構多いですが、これで列全体の半分程度で
あとは、階段と駅舎の1階まで列が続き
さらには、駅舎の外にまで列が続いていました。
もちろん、ロープウェイはピストン運転となりましたが
片道12分の路線であるため、増発しても
乗降時間とかを考えたら、1時間に4本程度が限界で
(通常は20分間隔で、1時間に3本)
列に並び始めると、ロープウェイに乗れるまで
1時間もかかるのではないかと思いました。
前回アップした、摩耶山にあるこの扉は
有馬温泉の金の湯にも設置されたので
当初は2つのロープウェイに乗って
2つの扉をめぐる旅をする予定でしたが、こんな混雑状況では
時間的に厳しいので、六甲有馬ロープウェーに乗って
有馬温泉に行くことは断念しました。
さっきの作品を間近で見ようと、表六甲線のホームである
休憩コーナーに入ってみました。
間近で見ると、すごい迫力です。
このホームに眠る、しゃくなげ号のお顔と
作品との組み合わせを撮ってみました。
側面を見てみると、おやおや
珍しくドアが開いているではありませんか。
普段は、こんな感じでドアが閉まっており
ホームにはチェーンがかけられています。
ドアが開いているということは、中に入れるということなので
せっかくだから、中に入ってみましょう。
このゴンドラの車内に入ったのは、これが初めてです。
座席は、紫系のモケットが張られています。
休止になって20年近くがたち
あまり手入れをしていないようなので
ガラスは汚れで曇っています。
お顔のガラスは、足元付近まであるので
前面展望をしていると、上から下まで
景色が見える感じになると思います。
下側のガラスの下には
『ここに足を置かないで下さい』と書かれています。
前面窓から見た景色です。
木で進路がふさがれています。
駅舎の外にまで続いている、ロープウェイ待ちの列の様子です。
駅舎のそばには、キッチンカーが来ていました。
六甲山頂よりのお顔は
休止後は雨風にさらされにくいこともあってか
フロントガラスは比較的きれいです。
他にも、いろいろと見ていきましょう。
こちらは、車内放送用のマイクです。
側面にあるボタンを押しながら放送してたのかと思います。
天井の様子です。
ドア付近のパイプにも、毛糸でできた作品が飾られています。
車内スピーカーは、黒くて丸い形をしています。
フロントガラスの上にある、車番の様子です。
表六甲線は、六甲山頂から
六甲ケーブル山上まで結んでいましたが
途中の天狗岩駅で乗り換える形になっていたため
4台のゴンドラがありました。
製造銘板の様子です。
1999年に、大阪車輌工業で製造されました。
安全策道の銘板もあります。
諸元の様子です。
製造銘板は、外からでも窓越しに見えますが
この諸元は戸袋窓の上にあるので
車内に入らないと、ちゃんと見れません。
所有者は、神戸市都市整備公社のままになっています。
もう片方の戸袋窓の上には
検査年月日のプレートがありました。
 
休止になったときのままになっています。
ドアは、手動で開閉可能でした。
片方のドアを閉めてみると
もう片方のドアが連動して一緒に閉まりました。
おそらく、現役時代も手動ドアだったのかと思います。
 
2020年製の裏六甲線のゴンドラさえ、手動ドアなのです。
せっかくなので、ドアの開閉シーンを動画で撮ってみました。
 
ここに来た子供たちも、ドアを開閉して遊んでいました。
係員になった気分で、外からドアを開閉してみました。
もちろん、車内に人がいないことを確認してからやっています。
ドアを閉めた状態で、車内全景を撮ってみました。
裏六甲線のゴンドラも撮りたかったので
改札口の近くに移動して、しばらくすると
銀色のゴンドラが出発しました。
もう1台のゴンドラが来るまで時間があるので
しばらく、しゃくなげ号の車内で過ごしました。
もう1台のゴンドラが来そうな時間を見計らって
改札口付近に戻り、やってくる赤いゴンドラを撮りました。
有馬温泉から来た便も、御覧のように超満員です。
表六甲線のホームに戻り
シャクナゲのお花が描かれたプレートを撮ってみました。
『しゃくなげ』という文字も、撮っておきました。
この写真を撮ったのは、16時20分ごろでしたが
六甲山頂駅は、まだ駅の外まで列が続いていました。
六甲摩耶スカイシャトルの最終便が近づいてきたので
この写真を撮って、しゃくなげ号の記録は以上です。
六甲山頂駅を後にして、六甲ガーデンテラスまで歩き
風の教会経由のバスに乗って、六甲山上駅へ行きましたが
行きと全く同じ車両が使われていました。
六甲山上駅に着いた後に、天覧台に行って
紅葉に囲まれた『つつじ号』を撮影しました。
そのあとは、六甲摩耶スカイシャトルの
最終バスに乗りましたが
これもまた、行きと全く同じ車両でした。