やる気スイッチ | すぐそばにある宝物

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主婦、妻、母としての日々思う事を。


こんにちは。


昨日はスイミングの進級テストで、夫と2人で行って

きました。


結果は火曜日にわかりますが、本人は手ごたえ

としては微妙。


今回はストップウォッチ持って行ったんですが、手元の

計測では、受かってるタイムだよ、って話をしたんですが。


テスト直後から元気がなく、落ちるかもしれない事が

相当プレッシャーに??


テスト後に元気がなくなるのは、前回もそうでした。


息子は、全力を出し切って疲れたからだ、とは言って

ましたけどね。


合格でも不合格でも、また頑張ればいいんだからね。




で、スイミングから出ようとした時、出口にプリントが

あったので手に取ってみると、「春休みスペシャル教室」

っていうのがあるって書かれてあった。


申し込み制ですが、5日間毎日練習して最終日に

テストを受ける事ができる。


受かればきちんと進級が認定されるようです。


今の息子の上り調子であれば、もしかしたら短期の

特訓でさらに上へ・・・という気はしましたが。


息子があまり乗り気でなく、テスト後というタイミングで、

疲れているのもあって、あまり強く言いませんでした。




その後、元気がない息子のために、せっかく家族で

こうして出てきているのだから、どこかへ出かけるか?

と話しかけました。


するととたんに息子、元気MAX!


なんて単純なんだ・・・。・゚・(ノ∀`)・゚・。


息子が「バッティングセンターへ行きたい!」という事で、

それができる場所へと車を走らせ。


到着したんですが、息子、「やっぱりバッティングだと

ママができないから、ボウリングがいい!」と

言い出した。


バッティングとボウリング、同じ施設にあるからですね。


またボウリングか~と思いましたが、私、あんまりムキに

なりつづけるのもよくないかって思う事にしてw


ボウリングをする事にしました。


学生含むと2ゲームまで家族割りみたいな料金になる

って事で、それでお願いしました。




で、このボウリング場、たまたまかわかりませんが、

レーンがものすごくワックスでピカピカ。


ボール、あまり力入れなくてもスイスイ進む感じ。


息子も、やりやすそうでした。


そしてね・・・びっくりした事が。


全部で4ゲームやったんですけど、3ゲーム目までは

いつもどおり、夫だけが100以上のスコアで、

私と息子は似たり寄ったりでw


思ったようにできない息子は元気がまたなくなってきて、

「悔しいから4ゲーム目もやりたい」と言う。


で、4ゲーム目。


息子、なんと連続ストライクやスペア取ったりして、

最後の最後まで夫と競り合ってました( ゜з゜):;*.':;


とても、さっきまでスコア50くらいだったとは思えない・・・


まぐれなのか、急に開花したって事なのか・・・?


8投目まで、完全に息子が夫より勝ってましたからw


夫がヤバイ!子供に負ける!って、焦ったくらいですw


最後にストライクかスペア取らないと夫の負け、という

状態にまでなって、夫起死回生のストライクw


かろうじて夫が買ったんですけどねw


4ゲーム目の息子のスコアは、111でしたよ。


横にガター防止柵はつけずに、です。


夫に負けはしましたが、最高記録取れた事でとても

ご機嫌の息子w


よかったねぇ、4ゲーム目までやってw





それから、疲れたし帰宅。


夜に、スイミングで見たプリントの事について、

少し話してみる事に。


そのプリント、家にもあったので、それを見ながら、

今の息子なら、短期で集中すれば確実に受かりそう

という話を。


でも、息子は「3級からは急に難易度が上がる。

○○だってもう1年くらい進級できてない」と。


その○○くんは、スイミング始めたのは息子より後で、

短期間で進級してきていた子で、息子もあっという間に

追い抜かれたくらいの子。


その子が、ここで行き詰っているという事で、難易度が

高いのだと息子も思っている様子。


自分では手がとどかなそうな気がして、やはりあまり

乗り気ではない。


でも、ここで私、こう話をしました。



「ママが5年生くらいの頃、そろばんを習って

いたんだけど、ママは根性なくて3級取って

やめてしまったんだ。」


「そしたらね、大きくなってから後悔したよ。

なんで中途半端でやめちゃったのかなってね。」


「たまたま、高校生でそろばんが授業にあったので、

その時また頑張ったんだけど、その他の資格は

全部2級までしか取れなくて。」


「なんで、1級まで死に物狂いでやらなかったんだ、

1級であれば、胸張って人に言えるのになってね。」


「大人になってからは、やりたいと思ってもなかなか

伸ばす事って難しくてね。能力的には落ちていく

段階になってきて、さらにきっかけもエネルギーも

なくなって。」


「後悔してても、あの時のようにもう一度まったく

同じようにやり直すという事は、体力的にも

環境的にも難しいんだ。」


「でも、今のあんたは、これからが何でも伸びて

行く時だから、挑戦できる事はなんでもやって

みたらいいと思う。」


「たとえ結果が伴わなくたって、それまでの努力が

自分でこれ以上は無理だってくらい頑張ったと

思えるのなら、後悔しないからね。」


「あんたが頑張りたいって思ってる事にお金が

かかる事だとしても、それはいくらでもどうにか

するんだから、銭金の問題じゃないからね。」



親だって、過去に自分で経験をして初めてそう思った、

くらいの話・・・


私だって、息子の年齢の頃はそんな事まで思うはずも

ない話で。


そうやって話しても、まだ11歳の息子には奇麗事のように、

まだピンとこないと思われても仕方ないところで。


これでやる気になれなかったとしても、言葉として

伝える事ができれば、という思いでしたが。


息子はこの言葉で、少しやる気が出た様子。


でも、息子から、頑張る条件として提示された事が

ありました。



「もし、特訓に行って3級受かったら、何か買って

くれる?」



ご褒美に物を与える・・・


この事が、果たしてこの場合、いい事なのか?


ずっと6級止まりで、この前5級に受かり、またテスト

受けられて、もしかして4級になり、さらに特訓で

春休みの間に3級になるとすれば。


たった2ヶ月で3つも級が上がる事になる。


それは、決して水泳が得意ではない息子としては、

かなり努力をしなければそうはならない。


けど、どうだろう・・・だから受かれば何かを買って

あげてもいいんだろうか?


物を買ってもらえるって事が、やる気にさらにつながる

としても、そうしてもいいものかどうか・・・


でも、息子は自分に課せられた内容は、簡単にクリア

できる事で言ってるのではない・・・


もう一押し、やる気スイッチが押せる段階にはある・・・


息子は性格的に、ここでいいよと約束したのであれば、

死に物狂いで頑張る子だ・・・


でもこれは、夫にも意見を聞いてみるか・・・


パソコンをしてて、終始黙っていた夫に、聞いてみた。



「春休みの特訓で3級受かったら、何か買って

ほしいんだって。」



すると夫は



「あぁ?お前はなんか買ってもらえないとやる気に

ならないっていうのか!?ならそんな習い事無駄だ!

やめてしまえ!」


「お前水泳9年間もやってんだろ?これまでいくら

かかってると思ってるんだ!」


「9年もやってる事なら、もっと上を目指す事を

考えろよ。就職試験で特技として胸張って言える

くらいのものを持て。」


「もう少しで3級に手が届くだろう?ならその特訓は

行くべきだ。今伸びているんだから。」



夫の言い分・・・それを聞いた息子は、急に涙ポロポロ。


そりゃそうだ・・・いくらかかってると思ってるんだって

言われたって、息子がやりたくて始めた事ではない。


親が息子がわけわかんないうちにスイミングに

連れて行ってやらせた事を、ずっと継続している、

という事だ。


目標を持ってやるようになったって言っても、すごく

大好きでやってるのではないのは、見てたらわかる。


だからこそ、サポートしてる人間がやる気にさせて

やらないといけないんじゃないのか?


自分で働いて稼ぎようのない子供に対して、「お金が」

って話をすんな。


息子のやってきた9年間を、何か言ったからって

「無駄だ」って、片付けるな。



かなりカチン!ときていた私。


すると夫は



「その特訓の申し込み、いつまでなんだ?」



それで私、言いたい事はあったけど質問に答える

ためいったん抑え、プリントをよく見たら、申し込み期限が

28日まで、というのを私も始めて知った。



「今日までだわ・・・明日(月曜日)から特訓始まる

みたい。」


「だったらどうして今日申し込みしなかったんだ!

せっかく今日スイミングに行ったのに・・・そうだ、

明日スイミングの道具持ってスイミングに

行ってきたらどうだ?」


「そしたら、もしかしたら入れてくれるかもしれん。

ダメだったら仕方ないけど、行くだけ行ってくれば?」



もう黙っていられない私。



「強制して行かせるものなの?もう少しやる気に

なれるような物の言い方できないの?」


「パパの言ってるのは、ただ「行け、行け」って

言ってるだけに聞こえるよ。それでやる気になる子

なんかいないよ。」


「そうは言ってないだろう!もう少しで伸びるから、

今やったら受かるかもしれないから、できる事を

やれって言ってるだけだ!」


「本人がとてもやる気があっての事であれば、

月曜日行くだけ行って・・・もわかるよ。それくらい

どうしてもやりたい気持ちがあるのならね。」


「だけど、そこまでやる気になれてないんだから、

それを強制して無理やり人数に入れてもらおうって

いう話はおかしいよ。」


「それとね、いくらかかってるとか、それを子供に

言うべきではない。9年かかったって、本人が

頑張ってやってる事だよ。無駄なんか何もない。」


「だから、そんな事は言ってない!もう少ししたら

受かる段階にいるのにやらないで、ただ月謝を

払うのは無駄だって言ってんだ!」


「やる気、やる気って言うけど、それがないのなら

無駄だからやめた方がいいって言ってるんだ!

物を買ってもらうためにやるなんて、おかしいだろう!」


「自分のためにやる事だろう?それがなんで物を

買ってもらうとかにつながるのか、それが納得

できないって俺は言ってるんだ!」


「自分のために何か頑張るのは、大人の話だよ。

子供は、親に認められたいという思いが先だよ。

自分のためになんて思わない。」


「少なくとも私はそうだった。大人になった今もし

何か資格を取ろうと思ったら、それは自分のためだと

思うから、誰かに認めてもらえなくても、自己満足が

できるのならいいって思う。」


「でも、子供の頃の私は、テストで100点取るの

だって、自分のためだと思った事は1回もない。

親に見せたら喜んでもらえる、その思いからだよ。」


「喜んでもらえた、よし、次も頑張ろう、と、それが

やる気になった。自分はどう?子供の頃そうじゃ

なかった?」


「認めてくれる、褒めてくれる、そうやって見てて

くれる人がいるから、頑張るんじゃないの?」


「だからって、マコトに何かを毎回買おうなんて

話じゃない。3級になる事は、マコトにとって

ものすごい努力なくしては叶えられないんだよ。」


「あともう一息、それが簡単に突破できそうで、

できない事って、自分もそういう経験あるでしょ?」


「パパは親に「これやれ、あれやれ」って言われて、

「はい」って素直に全部親の思い理解して

やってきたの?違うでしょ?」


「これで何かを常に買ってもらう癖がついてしまうとは

私は思わない。ケジメさえきちんと持って話すれば

そうじゃない事はマコトももうわかるよ。」


「パパの言ってる事は、大人相手なら、お金云々とか

無駄だっていう事以外は、もっともな事言ってる。

大人が相手なら、私もそう言ってる。」


「でも、子供なんだよ。大人並に物を言って理屈が

理解できるわけがない。まだたった11年しか

生きてないんだよ。」


「真央ちゃんみたいに、子供の頃から才能が開花して、

自分でもこれしかない、続けたいって強い意志を

持ってやる子とは違うんだよ。」


「同じ目線に立って、理解して応援してあげようよ。

叱咤激励って言葉あるけど、パパは叱咤だけ

なんだもの・・・褒めたら伸びる子なんだからさ。」



夫は、途中から黙って何も言いませんでしたが、

表情は、私の言ってる事がわかったというふうでは

ありませんでした。


うるせぇうるせぇ・・・聞き流せ、と、そんな感じでした。


で、息子の提案をどうするのか、ですが・・・


結局、春休みの特訓は行く事はできなかったので、

その話はなしになりました。


なしになった、とはっきりと告げたわけではないですが、

息子も、パパがあの調子だから、ダメだな、と

思っているみたいです。


でも、もし次の見極めで3級受けられるのなら、

受かったら高額なものじゃなくても何かちょっとしたもの、

夫に相談なくプレゼントしちゃおうかという

気持ちになっています。


息子、夫に突き放されるだけ突き放されましたから、

そしてその夫も、うるせぇ、という感じで話聞いて

いたから、また言えば、ゴタゴタしそうですから^^;


私だけでも息子のやる気を認めている、とわかって

あげてもいいのかな・・・という気がして。


もちろん、受かったからって毎回ではない、やる気は

あったのだという部分を認めたからだという話は、

するつもりですけどね。




でもまずは、明日、どういう結果になるのかですね。


すでに、4級のワッペンは昨日のうちに購入しちゃって

ますけどねw


落ちても、近いうちに受かりそうな位置なんだからね。


3級からはメドレーです。


まず苦手なもの克服しないと、難しいな~