トースターが壊れた。

2022年3月
我が家の家電をいくつかまとめて新しくした。

テレビ、炊飯器、トースター、体重計。

まだ2年ちょっとしか使っていないのに
ハズレだったのかな。

長持ちする家電もあれば
こうやって短い命の家電もある。

なんなんだろうね…
運が悪かったとかハズレとか
以前の私ならそう思っていただろうに
今は同じように製造されたはずなのになんなんだろうね…とため息が出る。
家電ごときで、人の命のように考えてしまう。


これまでのトースター
気に入ってたし使いやすかったので
全く同じものを買った。
息子がいた頃のまま
外観を変えたくなかったのも大きな理由。

夫は、せっかくなら新しくて違うものを買いたがっていたけれど
珍しく私の意見を押し通した。
キッチン用品だしってのもあるけど。

設置してみたら
当たり前だけど前と一緒。
そのまんま。

…でも。
このトースターは息子のことを知らない。
そんなことを考えると
全く別物に見えてくる。
別物っていうか、偽物。

同じ形をした偽物。

そう思うと物凄く違和感を感じる。

トースターひとつで
こんな複雑な感情を抱くなんて…ね…


我が家の
電子レンジも冷蔵庫もポットも扇風機も
洗濯機も(これは息子が亡くなってから替えたけど)
結婚した時に買ったものだから
息子よりも長生きだ。

家電よりも短い命ってなんなんだ?
と思っていたから

今回トースターが2年ちょっとで壊れて
少し安心したのも事実。
息子より短い命の家電もあるよね!って。


昨日は次男の教育相談(面談)だった。

次男の今年度の教室は
息子が6年間居た支援学級の隣。

必然的に支援学級の前を通る。

つい癖で、教室の中をチラッと見て
探してしまう自分がいた。

息子が6年間いた教室。
息子の席はあのへんだった。

…つらい…

次男の面談では
腫れ物を触るようにすごく気を遣われているのがわかった。
すごくいい先生で私は大好きなんだけど。
言葉をすごく選んでいて
家庭の様子を聞くときも恐る恐るというのが空気感で伝わってきた。

昨年は
息子が倒れた場所の目の前が教室で
さらに担任の先生に
4月自己紹介プリントで【きょうだいは?】の欄になんで書けばよいのか次男が聞いたら
「いないでいいんじゃない?」と言われて。
私はその先生が嫌いだったので
7月の面談には行けなかった。

12月の面談に行ったら
ガツガツとなんの配慮もなしに
自分の父親が亡くなった時のはなしを鮮明にしてきて。
それはそれでダメージが大きかったけれど。

今回のように
すごーく気を遣われるのもなんだかなぁって。

結局私はどうしてもらったら満足なの?

どんな対応をされても
心の中では文句ばかり。

こんな自分が嫌になる。