日本の食肉偽装事件としては、雪印牛肉偽装事件・ミートホープ食肉偽装事件・飛騨牛偽装事件などがありますが、中国の公安当局も今年1月から食品安全のための取り締まりを全国的に展開しています。


 偽装の手段としては、目方を増やすために水を注入したり、病死した動物を食肉として売ったりしたほか、別の動物の肉を羊などと偽って販売していたそうですから開いた口がふさがらないとはこのことです。


 2月の取り締まりでは、偽の羊肉を製造販売していた犯罪グループ63人が摘発されました。調べでは、キツネやネズミなどの肉にゼラチンなどを加え、羊肉として上海や江蘇省 の市場などで売りさばいていたということです。 ネズミなんてとても考えられませんね!


 他にも、検疫していない牛の肉、病死した豚や鶏の肉を流通させたりしていて、偽装肉を食べた消費者が中毒で死亡したケースもあったそうです。いやー! ほんとに怖いですね!

 中国国内でも当然、食の安全に対する意識は高まっていますが、今回の摘発では、生産者側のモラルは全くなく、常識では考えられないことといえるでしょう。