去年、北朝鮮がミサイルを発射したときは、約10日前に飛行経路や発射時期を国際機関に通告していましたが、今回は何の通告もないし、日本海側に運ばれたとするムスダン2基が現在どこにあるか正確には把握できていないようで、予測のつかない状況になっています。


 韓国の外務省筋では、ミサイル発射の時期を10日前後と予測していますが、未だに何の兆候も見られていません。北朝鮮の首都平壌でも目立った動きはなく、12日には金主席にちなんだ花の展示会が模様されるようです。さらに、14日には金主席の生誕を記念する国際マラソンが実施されようとしています。そんな状況下で本当にミサイル発射が有り得るのでしょうか・・・・・・・・


 韓国国防省は日本列島のある東向きと韓国を越える南向きに発射される可能性があるとしています。また、新しい情報では米国と韓国は、北朝鮮の東韓湾付近に新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」の他に短距離ミサイル「スカッド」と中距離ミサイル「ノドン」も配置されていることを確認しているようです。となると、複数の各種ミサイル発射を同時に多発するか、数日かけて連続発射することも予想されます。


 だんだんとエスカレートする北朝鮮の挑発に日本はどう対処していくのでしょうか? もはや、他人事ではなくなっています。政府は破壊措置命令を発動し、国民の生命や財産を守るために防衛体制を強化しているようです。しかし、国際関係での政治面や経済面の根本的な解決を目指していかないと、いつまでたっても同じことの繰り返しのように思うのですが・・・・・・・・