様々な人との関係において、信頼とは、愛情、友情、ビジネスと様々なところで結ばれる。
自分の身をこの人に預けてもいいと思ったときに愛情が。
こいつといると楽しさが倍になるときに友情が。
あいつと組むとすげぇことが起きると思ったときにビジネスが。
いろんなところで、いろんな信頼が生まれる。
そして、その信頼はただ一本でなく、また一ヶ所だけで繋がっているわけでもない。
だから、一本切れたぐらいなら挽回ができる。
だけど、初めに掛け違うとその一本が歪みを生み、残った他の一本が自由に動き悪さをする。
なかなか崩せない。
切ってしまえば、関係が終わってしまう。
一本ずつ一本ずつ解いては、付け替え。来た道を戻らなければいけない。
途方もない作業。
だけど、それだけ多くの線がある証拠であり、その先に素敵な世界があることはわかっている。
しかし、絡み合った毛糸の出発点がわからないように、掛け違いの始めがわからない。
だから、ごめん。と言っても何に対して謝りたいのかもわからなくなる。
謝るとかでなく、距離を戻したい。
あの時、一緒に笑っていたときのように。
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