よくよく考えたら、もう4月。新年度が始まったものの、どうもまだそんな実感も沸かない私なのでありますが、今回もまたちょっとした工作をしていきたいと思います。最近南海ネタが続きます。

 南海1000系(ヒゲ新)の鉄コレが、確か数年前に発売になった。もちろん私もゲットしましたよ...。先頭車と中間車一両ずつのセットで、屋根板が二枚入っていて、4箱で6両フル編成ができるんでした。南海の沿線住民とはいえ、私は高野線のほうなので、ついつい本線系統の車両は後回しになり、動力化したのもついこの前w 

 ところで、1000系6両をそろえた場合、先頭車が2両余るんです。これ、みなさんどうしてます??とりあえず置いておく?フリーで2両にする?部品取り?あるいは改造?だとしたらどういう風に改造する??けっこう悩むんよね。そこで、うちではちょっと改造してみることにしました。




 この前鉄コレ南海1521ベースで南海7000を作ったとき、大量に1521の前面だけが余っていたので、これを1000系のボディとつなげる。窓ガラスは1000系先頭車のものをそのまま使えるように位置決めすればよい。同じく屋根も1000系のものをそのまま使う(当たり前だけどクーラーははずす)。あとはひたすら削って、つるっつるにするw




 雨どい位置も違うので、屋根と側板、前面との隙間や段差は全て埋めてしまう。あと、車体裾は1000系は丸まっているが、11001系の貫通車は角ばっているので、プラ板を張って整形。削るとこが多いので、2両とはいえ意外に面倒臭い。あと、パンタグラフは2両とも難波寄りに載るので、屋根板をはめる向きに注意。

 ヘッドライトやテールライトは東急3000系キットから、ランボードはGMのパーツ(これ、けっこう使えます)、ベンチレーターは東急5000系のものを作例は使ったが、旧型国電などにもこういうの搭載してるのがいたはず。なんとか使えるものを探しましょう。塗装は例によって伊豆急のグリーンと湘南色の緑。

 あとは1000系の室内とシャーシをはめて完成。とりあえず一両だけここまで作ってみた(もう一両は車体裾の工事から進んでませんw)。




 ちょっと屋根の色が薄すぎなので、また屋根だけ塗りなおすつもりですが...。まあ余剰の1000系先頭車が、余剰の前面と組み合わせてこうして別の車両に化けたってことで、大成功と言えるのではないでしょうか。南海本線昇圧で全車引退した11001系。時代的にあまり並べられる車両がいないけれど、きのくに用キハ55とか、旧こうや登場時、レイルロードの金属キットの南海旧型車などと並べてみたい車両です。弘南1521なら中古で安値だし、ライト類はバルクパーツも売ってるし、この工作自体面倒だが特に難しいところもないので、1000系鉄コレの先頭車を死蔵してる人は、挑戦してみてもいいんじゃないでしょうか。

 しかし2両というのもなあ...。戦後南海を代表する車両なわけだし、11001ならやっぱり4両で急行サボを掲げたいよな。...筋金入りの沿線住民のキックミットさんとこの、この先頭車2両はどうしているのかいなあ...ww