連投3弾。これはもう完全にネタです。Nスケールのゆいレールです。自分でも完成にまで持っていけるとは思いもよらず、途中の写真を撮ってなかったので、完成画像だけで。
沖縄といえば鉄道のない県なわけだけど、2003年についにゆいレールというモノレールができました。地図で見たら遠回りをしてるように見えるけれど、市内の重要ポイントを結んで本数も多くて便利だし、急勾配もなんのその、けっこう利用者は多い。借りてた家が最寄駅のおもろまち駅からはだいぶあったけど、よく乗ったりしたもので、ぜひ模型でも欲しいなー、なんて思ってたわけ。けど普通の鉄道模型からだとモノレールをつくるのってまず無理だよな。それなら自作したほうがいいってことになってしまうし。
そんなとき、某模型店で見つけたのが1/150スケールの東京モノレールのプラモデル。これは2000円ちょっとで売ってて、4両編成と複線のレールが付いてる、ディスプレイモデルで走らない。まあそこまでは要求しないけどさ。これに興味をひかれて、ついつい買ってしまった。出してるメーカーはフジミだが、グリーンマックスとのコラボらしい。
最初は普通に作ろうとか思ってたけど、ふとこれを改造しようとか思ってしまった。どうせ走らないし、2000円程度なら実験して、最悪つぶしてしまっても惜しくない。レールだけでも再利用できるだろ。そんなつもりで、あくまでネタってことで、沖縄都市モノレールに化けることになった。
ゆいレールの車両は、丸っこいから小さく見えるけど、実は東京モノレールとほとんど同じサイズ。まず先頭車を各ドアの中央寄りで切り刻んで(使うのは運転台側と妻板側)、ドアだけ両開きのものに付け替える。ドアはうちとこの場合、西武451系の廃車体から切り取ってきたけど、まあなんでもいいと思うよ。続いて中間車も各ドアの中央寄りで切ってから、こちらは中央部分を使う。この中央部分と先ほどの先頭車の残ってる中央部分とをうまくつなげて(ドア間の窓の長さはゆいレールのほうが長いから)長さを調節して、先ほどのドア部分とつなげて全長を15mサイズにするわけです。
写真がないからわかりにくいと思うけど、どうぞご容赦を。この記事にもし反響があれば、図でも作っていれます。
前面は一度プラ板を貼って前面の傾斜を出してから、側板にもプラ板を貼って、角を落として、前面の窓を開ける。書けばこれだけだけど、実際やるのはかなり大変だった。屋根上は、元々一体モールドのクーラーは削り落としてから、グリーンマックスの気動車用のクーラーを二基載せる。それからゆいレールの場合、窓が車体の下のほうまで来ているので、窓を広げる。これに合わせてドアの窓も下のほうまで拡張しておく。
下回りは、台車はそのまま作って、床板は車体に合わせて切りついで、実車はロングシートなので、付属のクロスシートの椅子をロングシートの方向へと並べる。側面下部の台車覆い(って言うのか?)は、東京モノレールの先頭車用のものをそのまま使った。妻板も連結器もそのまま使用。こうしてできあがったゆいレール。
ドア間の窓は、ピラーはプラ角棒、横の棧はガラスに黒いテープを貼って再現。写真をもう一枚。
この二両をつくるのに、東京モノレール4両分の車体を使用し、最初は面白半分でちょっとやってみよう的な感じだったのが、いつのまにか泥沼にはまりこみ、ようやくここまでもってきたときはもうへとへと。二度とこんなもん作りたくないわ。これだったら素直に東京モノレールを作っておけばよかったと、後悔しまくったのは言うまでもない。ほんとこんなもん作って、どうするつもりだったんだろうなと思うわw ということで、今回はネタでしたw