よく考えたら、なんだか久しぶりの更新な気が...。まあ工作自体ちょっとさぼってた部分もあるんで、なんともいえないけれど、今日はたまには更新しようと思います。そうそう、最近GMキットってどこへ行ってもあまり売ってない。売ってても種類も少ないし、安定供給されなくなるのは寂しい限り。最近は完成品が豊富で、キットを作る人なんてほとんどいないんだろうな。なんだかため息が出る。
ということで、ちょっと今一度キットのよさとか利点、楽しさについて考えてみたいと思う。家に2セットも組み立てせずに置いてあった東急7000系キットを作ってみた。このキットも付属のシールなど見る限りはかなり古いものだと思うし、さすがに完成品全盛の今からしたら、あまり出来もいいとは言えないけど...。まあそれでも、ひとまずひとつはノーマルに作ってみた。
東急車は銀一色だから、塗装はラク。前面に赤ラインが入る前の状態にしてみた。こうして普通に作るのならそんなに手間はかからないし、ちょっとした工作を惜しまずやれば、そこそこのものはできるのになって思う。この写真のも、特に手入れはしていない。できればベンチレーターは京王3000系のものを使いたかったのだが、数が足りなかったので不可。
次に、キットにはだいたい前面とかのサービスパーツがついてくる。このキットも、東急7200系や静岡鉄道1000系、営団3000系とかの部品がついていた。こういうのを活用するのも楽しみの一つだと思うんだけど。自分でいろいろ調べて、自分なりにそれっぽいものを作ってみるのも楽しい。完成品を買って走らせるより、よっぽど愛着がわくのではなかろうか...。
作例は営団3000系。前面と八角形のベンチレーターの部品がついているので、有効活用してみた。一見東急7000系に似てるが、実は大加工してます。なんせ屋根と妻板はJR201系キットの余りだから。東急の屋根は意外に融通が利かず、営団どころか静鉄1000系にも使えない。使えるのはせいぜい東急7200系くらい。試行錯誤でやってみたら、案外それっぽいものができたのではなかろうか...。作例は初期型だが、ドア窓の小さいタイプを作るのはちょっと無理だと思う..。この部品が使えなかったら何を使えばいいか、そんなのを考えるのも楽しいんだよね。
作例その3、東武2000系。まあこちらは参考までに。前面パーツは東武8000系の旧キットのやつで、現在入手はできない。これは側板のコルゲートを削るという重労働までしてるので、実はかなり手がかかってる。屋上のラインデリアは阪急用のものだが、載せてみたらそんなに違和感なかった。こちらも東急キットの側板と妻板だけ使い、屋根は東武10000系のものを加工して使った。こちらも屋根のカーブが微妙だったんだわ..。東急キットと比較して、だいぶ印象が違うことがわかる。
日比谷線直通3形式を並べてみた。
なにやら中目黒駅みたいな感じなのだが...。こうして並べたら車体断面が実は全然違うことがわかる。けど一応ベースキットは同じもの。改造をすれば、こうして直通三者を同時に揃えられるし、同じキットから別の形式を作って並べるというのも楽しみのひとつだと思うけどな。完成品を買って、細かいところに文句をつけてるだけじゃこういう感動は味わえないと思う。これを機会に、みんな一度は板キットを作ってみたらどうかな。完成品にはない面白さがあると思うんだけど。