近鉄16010系...、というと形式の桁数からして特急車っぽいのだが、その通りで南大阪線系統で走ってる特急車両の形式の一つ。実車はたったの1編成しかいないため、なかなか見ることのできない形式であるが、河内天美駅横の車庫にいるのをよく見かけるような気がする...。1981年登場だから、ビスタカーなんかと同世代の車両ってことになるんだろうか。
うちの近鉄車は南大阪線系統のばかりだけれど、近鉄特急なんかも欲しいなだなどと思いながら、作ってみた(写真)。
見た感じ近鉄特急のキットから簡単に作れそうな気がするが、窓配置は残念ながら全然違う。おかげで中間車の側板に先頭車の窓周りを結合させたり(しかも微妙に幅が違うとかねえ)といろいろ苦労した。前面は12410系用のやつを使った。だから実は近鉄特急のキット1箱からやっとこれが2両作れる計算になるため、ずいぶんと贅沢な車両である。私はスナックカー用に2両分の部品をばら売りしてた奴を買ったのだが、あとで中間車側板を買い足したりして、結局はキット1箱買うより高くついた。
そして屋根上の写真。
クーラーは切り継ぎが必須。残念ながらキットにこの長さのやつは含まれていない。これをきれいに切り継ぐのがまた難しかったりする。ちなみに作例は更新後の現在の姿なので、パンタ位置は微妙に車体中央のほうへ寄っている。そしてクーラー脇のランボードも、屋根板にモールドされてるのを一度全て削ってから再配置した。ちなみに面倒だったので屋上機器の配線等は省略。床下機器も実車とは全然違うけど、キットに入ってたやつをそのまま使った。動力車のほうは廃車にした車両からの流用だから、全然実車と違うと思う。
長野線の準沿線住人で、あまり特急というものとは関係のない私だが、やっぱし通勤車に混じってオレンジとダークブルーの特急車が走ると華やかでいいなあと思う。2両だから簡単だと思っていたら、予想外に難しかった16010系、もう二度と作りたくない車両の一つになってしまった...。