日本の水道水に入っている「ヒ素」と「フッ素」は摂取量が蓄積すると人命を奪います!!

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水道水の中に入っている 塩素 や アルミニウム などももちろん問題なのですが、 日本の水道管には猛毒の発がん物質が入っています。

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いわゆる 錆止め塗料 と言われるものに含ま れる MDA(メチレンジアニリン) が入っていますが、これはかなり強力な毒であり、最近の水道管劣化により普通に溶け出しているといわれています。

フッ素

フッ素化合物の低レベルの曝露による健康への影響は明確にはなっていないが、肝臓、甲状腺、免疫効果の低下、ガン、赤ちゃんの低体重での出生と関連していることがわかっている

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「ヒ素」が水道水に入ってる?飲んでも大丈夫?

ヒ素中毒(ヒそちゅうどく)とは、ヒ素の生体毒性によって生じる病態であり、症状は多岐にわたるが、重篤な場合は重要な代謝酵素が阻害され多臓器不全を生じることなどにより死に至る。

主に阻害されるのはリポ酸補酵素として用いる酵素で、ピルビン酸脱水素酵素αケトグルタル酸脱水素酵素などである。

このため、ピルビン酸や乳酸など脱水素反応基質が蓄積する。

特にへの影響が大きく、神経学的症状が現れる場合もある。

急性期の症状

主な症状

水道水とグラス

冒頭でもお伝えしましたが、ヒ素は毒物です。
人間だけでなく、他の動物に対してもかなり強い毒性があり、農薬としても使われています。
また、当然ながら「毒物及び劇物取締法」でもしっかり”毒物”として指定されています。

そんな危険なものが、水道の水質基準では「0.01mg/L以下ならOK」とされています。
水道水1Lにつき最高0.01mgなので、水道水2Lなら0.02mgのヒ素が混じっていることもありえます。

ちなみに、大阪市水道局の令和4年3月の検査結果では、どの検査地点でもヒ素及びその化合物は入っていませんでした。

水道水よりも気をつけた方がいい「食品」とは?

水質基準値をクリアした水道水でも、ヒ素が微量入ってる可能性があることはわかりましたね。
ですが、仮に水道水に入ってなくても、私たちは「とある食品」によってすでにヒ素を摂取してしまっています。

そもそも、ヒ素は地球上に広く存在する元素。
なので、土壌や水中には、天然由来のヒ素が多く含まれています。

ということは、”食物連鎖”によって小さな生き物から大きい生き物へどんどんヒ素が移行、蓄積されていきますね。
あなたも私も、日々の食事の中で魚など「自然のもの」を食べ、食物に蓄積されていたヒ素を体内に取り込んでしまっているんです。

特に注意が必要だと言われているのは「ひじき」。
基本的に、海産物にはヒ素が多く含まれていますが、中でもひじきのヒ素含有量はダントツです。
乾燥ひじき10種類のヒ素含有量を平均すると、1kgあたりの総ヒ素量は「82.5mg」だったそうです。

「ひじきに含まれるヒ素」

その他「コメ」にも、ヒ素が多く含まれています。
特に玄米は、外側のぬかの部分にヒ素が集中しているので、食べ過ぎは良くありません。

ちなみに、日本人が1日に食事から取り込んでしまっているヒ素の平均摂取量は「約200μg」というデータがあります。

「食品からのヒ素の摂取量」

また、ヒ素には「純粋なヒ素」と「有機ヒ素」「無機ヒ素」の3種類ありますが、より有害な”無機ヒ素”の摂取限度量が海外では設定されています。
この値が「15μg/kg体重/週」。
例えば、60kgの人が1週間でヒ素を取り込んでも大丈夫な限度量は「900μg=0.9mg」ということです。

1日の平均ヒ素摂取量200μgに対して、1週間(7日間)の限度量が900μg…
海外の基準に照らし合わせれば、少なくとも「体重60kg」の人はすでにヒ素をとりすぎていますね。
これは大変危険な状態です。

では、ヒ素を取りすぎるとどのような症状が現れるんでしょうか?
以下をご覧ください。

ヒ素やその化合物を「摂取」してしまったらどうなる?

ヒ素は、自然界に多く存在しており、魚介類や海藻などの食品には特に多くのヒ素が含まれています。
つまり、私たちは毎日微量のヒ素を摂取している状況です。

ただ、ほんの微量ずつなら、ヒ素を取り込んでしまっても影響はないようですね。
では、どれぐらい摂取すると危険なのか?
また、多量摂取することでどういった症状が出てくるのか?

過去には「カレーライス」や「粉ミルク」にヒ素が混入していたせいで、ヒ素中毒により死んでしまった人もいます。
ヒ素の取りすぎは、最悪”死ぬ”ということです。

純粋なヒ素なら、経口摂取の致死量「763mg/kg」なので、体重60kgの人の場合は「45g」です。
ですが、明らかになっているヒ素中毒のほとんどが、純粋ヒ素ではなく、より毒性が強い「無機ヒ素」が原因。
こちらの場合の致死量は「300mg」です。
また、無機ヒ素は200mgとった時点で重症になるとのこと。
20〜30mg程度でも軽い症状が出ます。

ヒ素中毒では、以下のような症状が現れます。

慢性の場合…

  • ボーエン病
  • がん
  • 壊疽 など

急性の場合…

  • 胃腸障害(吐気、嘔吐、腹痛、下痢)
  • 精神神経学的症状(頭痛、麻痺、知覚異常、痙攣、精神障害)
  • 皮膚科学的症状(発疹、粘膜疹) など

上で「1週間(7日間)のヒ素摂取限度量が900μg=0.9mg」とお伝えしましたが、これは”慢性中毒”にならないための指針ですね。
和歌山毒物カレー事件の場合は、カレールーに「約6mg/g」という高濃度の三酸化ヒ素(無機ヒ素)が入っていて、急性中毒の症状が多く出ていたようです。

「和歌山毒物カレー事件における22年間の活動:小児と成人での急性ヒ素中毒の症状の違いに関与するヒ素代謝の解明」聖マリアンナ医科大学

一般的なカレールー200gを1食分とすると、この時の無機ヒ素摂取量は1人あたり1200mg=1.2g。
致死量300mgを大幅に超えてます…
この時は「夏祭り」で、イベント内での提供だったので、もしかしたら1食分がもっと少なかったのかもしれませんね。
67人が急性ヒ素中毒で、そのうち死亡したのは4人だったそうです。

ここで思い出してください。
水道水のヒ素の水質基準は「0.01mg/L以下」でした。
もちろん、これは上記で解説したものと同じ「ヒ素」のお話です。

カレーにヒ素が意図的に混入されなくても、私たちは家庭で水道水を飲んだり、料理に使ったりするだけで、微量のヒ素を取り込む可能性があります。
また、普段の食生活の中ですでに取り込んでしまっているヒ素もあります。

では、現状でどの程度の水道水を飲むとヤバいのか?
具体的に考えてみましょう。

「ヒ素」摂取量を具体的にシミュレーションしてみた

「ヒ素の入った水道水は、どれぐらい飲むと危険なのか?」を、ここで計算してみます。
水道水質のヒ素基準値「0.01mg/L以下」がMAX(0.01mg)入ってる水道水があるとして、これをどれぐらい飲むと中毒リスクがあるんでしょうか?

水道水に含まれるヒ素はすべて「無機ヒ素」とします。
また、体重60kgの人で考えます。

まず急性中毒は、少なくて20mgのヒ素摂取でも軽い症状が出るとお伝えしましたね。


食事では、すでに日本人はヒ素を1日平均200μg=0.2mg摂取しています。

20mg-0.2mg=19.8mg

この量のヒ素を基準値MAXの水道水でとろうとした場合…

19.8mg÷0.01=1980L

急性中毒については、通常の食事に加えて水道水を1日で「1980L」飲まなければ大丈夫そうです。
水道水に基準値以上のヒ素が混入されない限り、急性中毒の方は心配なさそうですね。

でも、問題は“慢性中毒”の方です。
1日少量の摂取でも、排出される以上の量が体内に蓄積していけば、そのうち症状が出てきますからね。


60kgの人だと「900μg=0.9mg」が、1週間のヒ素摂取の限度量。
1日あたり「128μg=0.13mg」です。
そして、すでに日本人は食事によって1日平均「200μg=0.2mg」ものヒ素を摂取してしまっています。
すでに限度を超えていますね。

これを改善するには、今すぐ食事量を減らしつつ、ヒ素が少しでも入った水道水は絶対に飲まないことです。

特に、食事では「ひじき」などの海藻・海産物や「玄米」を食べ過ぎず、バランスの良い食生活を送りましょう。
そして、あなたの家庭の水道水の水質を把握しておき、ヒ素が微量でも混入している場合は1滴も飲まないようにすることをオススメします。