胃がんが分かり病院から家に帰る途中、母はケアマネジャーさんと車で。
私は原付で。

すぐには母の家には戻れませんでした。

ケアマネジャーさんが母を送ったであろう時間に電話を入れました。
胃がんでしたと。

ケアマネジャーさんは先生から少し聞いていたようでした。

ストレスが胃がんを大きくしたと。
今まで母にタバコをやめてと言ったり、お金を奪ったり(管理することは奪う事ですよね)すごくストレスになってたんじゃないかと。もっと早く気づいてあげたらよかった。病院に連れて行ったらよかった。泣きながら話しました。

ケアマネジャーさんは娘さんのせいではないですよ。と優しく私の心を包んでくれました。

デイスタッフヘルパーさんみんなで支えていきますから何でもおっしゃってください。と言ってくれました。

本当にありがたい限りです。

母の前では泣けません。母が胃がんなんて知ったら弱ってしまう。そう思いました。
いつも母は、私は癌にはならへんよ。死ぬ時はポックリ死ぬから。と何故か自信満々に言っていました。それを聞く度、何を根拠にそんなことが言えるのかちょっと腹を立てていました。もしもがあるかも知れないと言うことは母にはないのです。
貧血のこともそうです。
貧血ももう大丈夫。検査してないのに断言しちゃう。みたいな。実際は貧血なんですが。貧血じゃないことを検査して確認してから言ってほしいのです。

話は飛んじゃいましたが、ちょっと買い物をして、いつものように母の家へと帰りました。
大きい病院は検査入院するかもやから、用意しといてねと話をし、母の家を出ました。

原付を飛ばして自分の家に帰る道のりはどこかいつもと違う景色に見えました。