先日、長男の大学院博士前期課程(修士課程)の入試合格発表がありました。
大学院進学について、当初は推薦(口述試験)で入学する予定でしたが、
同じ研究室の同期に、長男よりも成績優秀者が数名いたため、
推薦枠から漏れてしまい
入学試験(筆記試験)を受けることになりました。
大学院入学の募集要項を見ると、筆記試験は、
数学(微積分・微分方程式、ベクトル解析、線形代数、確率・統計)
物理(力学、量子力学、熱力学・統計力学、電磁気学)
化学(物理化学、無機化学、有機化学、分子生物学)
の3科目から各4問が出題され、
そのうち、3科目から1問ずつと、
その他に任意で3問(合計6問)を選択します。
長男は、
数学2問(微積分・微分方程式、線形代数)、
物理1問(量子力学)、
化学3問(無機化学、有機化学、分子生物学)
を選択したそうです。
その他には、英語の試験の代わりにTOEICのスコアレポートの提出と、面接試験があります。
試験の採点の配分は、筆記試験300点(1問50点)、面接200点、
TOEICのスコア100点(TOEICのスコアが780で100点)で、
合計で600点満点となります。
これだけ見ると、試験はかなり難しそうですが、
長男は、推薦枠から漏れたときも、余裕のよっちゃんで
入試に向けて、大して勉強をしている様子もなく、
また、試験は大丈夫なのかどうか尋ねても、
「オレが落ちたら、(今、自分がやっている)研究を引き継ぐ人が誰もいないから、大丈夫じゃね。。」
とか言う始末で、本当に大丈夫か?と、私の方がやきもきしていました。
しかも、試験1日目が筆記試験で、2日目が面接試験だったのですが、
1日目が終わった後、打ち上げ?で飲み会に行ってるし
相変わらず世の中をなめていましたが・・・
とりあえず、結果は合格だったようです。
まぁ、受験した人全員が合格したようですがσ(^_^;)
私が学生だった頃、大学院への進学率は2割以下で、
試験に落ちて、慌てて就活を始めた人もいました。
現在は、学部(学科?)としての進学率の目標が8割で、
実際に、就職する人より進学する人の方がかなり多いそうです。
長男の進学理由も、「みんな行くから」ですし(゚_゚i)
他の大学でも、院生を増やすために試験問題を優しくしたという話しもあるようで・・・
今は大学院も「ゆとり」なのか?
まぁ、相変わらず運のいいやつだな、とか、
そのうち、痛い目に遭うぞ、とか思ってしまいますが、
今更、痛い目に遭われても、正直、こっちも困りますから
早く自立なり独立なりして欲しいものです。
コウは、試験と聞いただけで、腰が引けてしまうので、
ホントに兄弟でこうも違うものかと・・・
二人を足して2で割ればと、改めて思いました。