前回、前々回と、少し重い話題を書いてしまいましたが、
例の事件があった後のことは、記憶が斑模様で、
時系列に書くことが難しくなってきました。
なので、入院中のことについては、
思いついたままの概要を書くことにしました。
もちろん、時期が明らかなことについては時系列で書きたいと思いますが・・・
先ずは、入院した児童精神科の病棟についてです。
最初に入院した病院ですが、
精神医療専門病院でも、
小児専門病院でもなく、
大きな総合病院(公的病院)でした。
児童精神科の病棟は1階でしたが、
病院の玄関からかなり離れたところにあります。
病院の玄関から病棟の入り口までは、
歩いて3~4分ぐらいかかるかもしれません。
面会時間が終わる午後8時に、病院の玄関が施錠されてしまうので、面会を終えて病室を出るのは、いつも午後7時50分頃でした。
児童精神科病棟の入り口は、ドアが施錠されていました。
ドアの脇のインターホンを押して、面会に来た旨を伝えると、
看護師さんがドアを開けて迎え入れてくれます。
中に入ると右側に面談室が2つ程並んでいました。
左側は・・・、ん~、全く記憶にありません。
入り口のドアの正面には、5メートルぐらい離れたところに
二つ目のドアがあります。
この二つ目のドアも施錠されています。
二つ目のドアから中に入ると、広いホールがあります。
ホールの左側のスペースは食堂を兼ねており、
テーブルが並べられていました。
ホールの右側のスペースは、レクリエーションルームのようで、
卓球台とかが置かれていました。
ホールのレクリエーションルーム側に、中庭に通ずるドアがあります。
ホールの奥には、長い1本の廊下が続いており、
この廊下の左右に病室が並んでいました。
コウの話しでは、廊下の奥の方に、共用トイレと浴室があり、
廊下の突き当たりのドアを開けると、
院内学級に通じるそうです。
廊下の一番手前の右側の部屋がナースステーションで、
左側の部屋が図書室?でした。
図書室には、マンガがたくさん置いてあったそうで、
コウは、それだけは唯一?良かったところ、と言っていました。
ナースステーションのホール側と廊下側の両方の壁に、
ガラス窓が配置され、中から外が窺えるようになっています。
廊下側の窓の前に置かれた用紙に、
面会者の氏名や入室時刻を記入し、
看護師からバッチをもらうと、
面会が可能になります。
面会は、原則として、家族か入院中の世話をする人(着替えを持ってきたりとか)しかできません。
差し入れは結構自由で、
差し入れのチェックもありませんでした。
面会が終了すると、ナースステーションの看護師さんに声をかけ、
施錠された2つのドアを開けてもらって退出となります。
病室は、4人部屋と個室があり(それぞれの数はわかりません。)、
個室は全て施錠できるようです。
病室には、4人部屋、個室の両方とも、トイレはなく、
共用トイレを使うことになります。
コウは、入院当初は4人部屋でしたが、
身体拘束されて以降は退院するまで個室でした。
コウの話しによれば、
問題がある子に個室が宛てがわれるそうですが・・・、
ということは・・・、
コウは、退院するまで問題児だったということか?
とても分かりにくい説明になってしまいましたが、
何となくでも病棟のイメージが伝われば幸いです。