一昨日、コウが「これ、プレゼント」と言って、私に鉛筆を渡してきました。
コウは、小学生のときから、鉛筆をこのぐらい短くなるまで使っています。
それは今も変わらず・・・
でも、まさか、学校でもこんな鉛筆で絵を描いているとは(゚Ω゚;)
しかも、先生から、鉛筆を代えるように言われても、そのまま使っていたらしい( ̄∇ ̄+)
短い鉛筆を使っていて上手く描けるのかとか、周りに見られて恥ずかしくないのかとか、思ってしまいますが、あまり気にならないみたいで、コウ曰く、
「まだ書けるのに何で代えなきゃいけないんだ?」
だそうです。
ん~、一体何なんでしょうかね。。
こんな鉛筆を見ると、コウが入院する前の頃のことを思い出します。
その頃、コウは、翌日の学校の準備ができなくなっていて、私が代わりに準備をしていました。
筆箱の中には、短くて真っ黒な鉛筆がゴロゴロと・・・
ただ鉛筆を交換したくても交換できません。
交換したら交換したで、その後が大変ですから
入院する前、コウは、頭の中の回路が無限ループに陥ったかのようにフリーズして立ち尽くし、時折、呪文のように何かを呟きながら、長い時間をかけて、頭の中で確認行為を続けていました。
そんな姿を見たときは、声をかけると、確認を始めからやり直さなければならなくなるので、ただ黙って見守るしかありません。
黙って見守ることは今も変わりはありませんが、その頃のことを考えれば、今は本当に良くなったんだなぁと思います。
ただ、症状が良くなったことは、普段あまり意識していません。
それが当たり前になっていきますから・・・
当時11歳だったコウも、今月の誕生日で19歳になります。
精神年齢も生活年齢も、まだまだ実年齢に追いついていない状態ですが、10代最後の1年間を少しでも楽しみながら過ごして欲しいものです。
本人は、10代最後の・・・なんて意識は全く持っていませんが(>_<)