コウも今年の4月で高校3年生になりました。


コウの兄が高校3年生になったときは、

やっとここまで来たかと感じました。

受験が終わって大学生になれば、

後は自分で道を切り開いて行くだろうと思いました。


しかし、コウについては、複雑な気分です。

もちろん、早く自立して欲しいという気持ちはありますが、

もっと子どものままで居させてあげたかったかな

という思いがあります。

OCDを発症してから、強迫観念を振り払うために

或いは強迫観念に耐えるために、

莫大な時間を費やして来たからです。

OCDを発症しなかった場合と比べれば、

有効に使える時間ははるかに短かったでしょう。

また、人と触れあう機会も少なかったため、

大人になるには、まだまだ時間が掛かるようにも感じます。


そのような親の感傷はともかく、来年には高校を卒業するので、

その先のことを考えなければなりません。

本当はコウ自身が考えなければいけないことですが、

3年生になっても毎日ゲームばかりで(>_<)

本人も気にしていないわけではありませんが、

考えると不安になるので考えないようにしている

というところでしょうか。


ただ、進路を決めるにも時間的制約があるので、

親としてはコウがその気になるのを待っていられません。

実際、ほとんど勉強をしていないので大学進学は難しいし、

就職も今の状態では考えられないし( ̄_ ̄ i)


そんなことを考えているうちに、

すでに5月も半ばを過ぎてしまいました。


それで、本人は〝自称漫画家志望″(←意味不明)ということなので、

商業絵画(マンガ、アニメ、キャラクターデザイン、イラスト等々)

が学べる学校に行ってみないかと、コウに聞きました。


すると、「うん、そうする」という返事。

あまり主体性は感じられませんでしたが、

とりあえず、卒業後に進むべき道だけは決まりました。


つづく・・・のか?