OCD診断の2か月前、学校でコウの靴が隠される、という事件がありました。
靴は見つかりましたが、誰が隠したのかははっきりせず・・・。
コウの話では、誰が隠したかは薄々わかっていて、担任も気づいてるはずとのこと。
しかし、隠した子は特定されず、うやむやに。
小さな事件かもしれませんが、子どもにとっては、大人が考えている以上に傷つくことがあります。靴を隠されて困ったということよりも、また隠されるかもしれないという不安を抱えることの方が、遥かに大きいことといえます。
学校側の対応も非常に不満なものでした。隠した子どもを特定し、「二度としません」と、謝罪してもらえば、不安も少しは(大いに?)解消したかもしれないのに。
被害児童よりも加害児童に気を使うのは、いかがなものでしょうか。これでは、いじめが減らないのも当然でしょう。
この事件があった日以降、コウの症状が急激に悪化していきました。
この事件があったから症状が悪化したのか、悪化していく過程で単に事件が重なったのかは、よくわかりません。しかし、私は、この事件をきっかけに症状が悪化したと思っており、コウ自身もそのように感じています。