「田原俊彦 45th ANNIVERSARY TOSHIHIKO TAHARA DOUBLE ‘T’ TOUR 2024 愛だけがあればいい」

8月4日、神戸文化ホールに行ってきましたよ!

 

 

 


 

トシちゃんのライブに参加するのは、一昨年の岡山市、昨年の明石市に続き3回目です。

 

もうね。今回…本当に最高の夜でした。

 

ライブから数日経ってるけど、未だ興奮冷めやらぬ状態です。

どうやら後々語り継がれることになる「伝説の回」に遭遇したんじゃないかな、と思っています。

 

どうにもこうにも、書きたいことがたくさんありすぎて。

 

●鳥肌モノだったオープニング演出のこと。

●開幕前の会場コール。

●キングオブアイドル田原俊彦による至極のダンスパフォーマンスと甘い歌声。

●バンドメンバーやダンサーさんたちの迫力あるパフォーマンス。

●主役の座をかっさらってしまった三浦知良さん、並び立つ2人のキングのイチャイチャ。

●近い近い!会場を下り至近距離を歩くトシちゃん。

●最高のセトリ。拡散祭りは「チャールストンにはまだ早い」。

●年々進化する衣装、色鮮やかなライティング。

●男性ファンの増加率について。

●「Bonita」のイントロで笑うのなんとかならないか問題や、ツアーのタイトル間違えちゃダメでしょ等の苦情。

 

などなど…書きたいことは相当いっぱいあるんだけど………要点を絞って一つだけにします。

 

 

人からお金をいただく、ことの意味

 

今回ライブ、途中でトシちゃんが転倒した際に、左足の付け根あたりをやっちゃったみたいで、あきらかに様子が変でした。

ずっと足の付け根あたりを抑えて、痛みを気にしている様子でした。

 

正直、僕は最初よくわかっていなくて「抱きしめてTONIGHT」で足の付け根あたりを手で押さえてる様子を見て「ベルトがゆるんでズボンが落ちそうなのかな」と、能天気なことを思っていました。しかし、周りがだんだんとそわそわと「大丈夫?トシちゃんどうしたの?」とざわつき始めたのです。

 

軽い症状ならいいけど……

多分…多分だけど、アレは相当やっちゃったんじゃないかな。相当痛いんじゃないかな。

きっと舞台裏では大騒ぎになってたと想像しています。

 

だってあんな感じで、お客さんの前で、痛みを気にするトシちゃんは見たことない。

 

そのため通常のパフォーマンスに比べて ダンスの回転数や足上げの角度など、後半はやや控えめにされていました。

そりゃそうしてもらわないと困ります。まだライブツアーはじまったばかり。あと17会場も残ってるし、すぐ一週間後には名古屋でも開催されるし。

ただそんな状況にも関わらず、トシちゃんはピョンピョン飛び跳ねたり、ダッシュしたり、左足をかばいながらもこの状況でできる限りの最高パフォーマンスを、最後の最後まで披露してくれました。それも満面のトシちゃんスマイルで。

 

「いや、もうそんなにピョンピョンしなくていいよ」「曲止めて一回ゆっくり処置してきておいでよ」「来週の名古屋、大丈夫かな」と。見てる僕らは心配になりましたが、僕らの心配をよそに笑顔で僕らを楽しませることだけに全力を尽くしてくれていました。

 

 

僕が仕事していて思うことは、経験を重ねてベテランになると、どうしても楽な方へ行っちゃう。

楽なやり方を覚えてしまう。そして初心を忘れがちになる。

これはある意味、そういうもんだし、仕方ないことなのかな、と思っています。それが悪いことばかりでもないしね。

 

だけど、田原俊彦は違う。

常に努力し、挑戦し、進化する。そして常に全力でパフォーマンスをする。こんな時でもさえ。

 

今回の件に関しても言い訳は一切しない。

ただ、今の自分にできることを、どんな状況でも常に100%、120%を出すことを目指す。

そうすることでしかお客さんは満足してくれない。

 

「“人からお金をいただく”とはそういうことなんだ。俺は命懸けなんだよ。お前はどうだ?」

 

と、トシちゃんから伝えられた気がします。

もちろんトシちゃんが実際にそう言ったわけではないし、そもそも思ってもないかもしれないのですが、しかし今の僕はそう受け取ってしまいました。


今回の神戸会場にしかこれないお客さんもいるだろうし、ライブのチケットって今や10,000円ですからね。僕にとっては安くない金額です。それも会場にいる全員から10,000円をいただいてるわけですからね。 

 

田原俊彦という男は、たったひとりで、あまりにも重すぎる責任を背負ってるんですよね。

 

 

 

 

「ステージの上で死ねたら本望」は口先だけじゃない

 

自分の責任は全部自分で背負う。

多分、トシちゃんはたとえ骨折してたとしても、最後までステージをやろうとするんじゃないかな。

今年の4月、産経新聞で連載されていた“話の肖像画”の中で「ステージの上で死ねたら本望」とありましたが、あれは決して口先だけのことじゃないんだ、ということをトシちゃん自身が証明してみせました。

そういう男なんですよ。田原俊彦は。「本当に命懸け」なんですね、ステージに立つ、ということは。

あの夜、神戸で、僕らは田原俊彦の「プロ根性」を目の当たりにしました。

 

職業上「プロ」と呼ばれる仕事をしている人たちにとって、今回のライブでは感じ入ることがたくさんあったんじゃないかな。

僕も端くれながら「プロ」と呼ばれる仕事をしてるので、僕にも大変響きました。SNSを見る限りでは今回の件で、批判は目にしていない。いつものパフォーマンスができていないので、批判があっても不思議じゃない。

 

それどころから、こんな状況でも全力でパフォーマンスするトシちゃんに僕たちは感動を覚え、会場を後にしました。

 

もちろん怪我のことを除いても今回のステージは素晴らしかったです。

「進化するステージ」とはまさにこのことで、トシちゃんのパフォーマンスは素晴らしく、ダンスはもちろん、歌声も素敵で、バンドメンバーやダンサー、そしてセトリや衣装……あ、だからこれを書き出すと終わらなくなるからやめときます(笑)

 

 

トシちゃんのライブを見たあとは必ず「自分も頑張ろう」と思うんですよね。

今回は特に強く思いました。

仕事は一生懸命しないとダメなんだな。なんだかついつい楽な方へ行ってしまう自分を思わず顧みました。

そして、どんな仕事でも本気でやれば人を感動させることができるんだな、ということも。

プライドを持ってやっていこう。

今回もトシちゃんから「生き方」というものを学んだな。

本当にいい刺激を受けた夜だった。

 

トシちゃん、ありがとう。

とにかく僕も頑張るよ。

 

 

最後に……

トシちゃんの足が、どうか軽傷でありますように!