わたしは、プライドの高い人間である。

最初に応援していた選手も、その次の選手も、その気があれば、相手の方からプライベートの領域まで入れてくれるものだと思っていた。

だから、自分の方から、プライベートまで踏み込むことは、一切しなかった。

自分から追いかけるなど、プライドが許さない。

プライドに触ることは、もうひとつ。

このわたしが、試合にも出られない選手を応援している、ということ。

これは耐え難く恥ずかしかった。