国、DNA鑑定の意向 長生炭鉱遺骨 市民団体がデータ提供
仲間の皆様 大西洋戦争中の1942年に海底坑道の水没事故があった「長生炭鉱」(山口県宇部市)で8月に犠牲者とみられる遺骨が見つかったことを巡り、遺骨を収容した地元の市民団体は21日、保有する犠牲者29人分のDNA型のデータを警察に提供した。 犠牲者の多くは朝鮮半島出身の労働者のため、警察庁は韓国政府と調整の上で遺骨のDNA鑑定を実施する意向を示した。国側が鑑定実施の姿勢を明確にしたのは初めて。 市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」のメンバーがこの日、警察庁と外務、厚生労働両省の担当者と面会し、データを手渡した。 データの内訳は、朝鮮半島出身者25人分と日本人4人分。面会の中で警察庁側は鑑定を実施する考えを明らかにしたが、日韓のどちらが鑑定の主体となるかについては韓国側の意向を確認したうえで調整するとした。 刻む会の上田慶司事務局長は、12月19日までにDNA鑑定を実施することを要望。鑑定が進まない場合は刻む会が主体となって身元の特定を進める考えを示した。刻む会によると、今回提供されたデータと韓国政府が保有するものを合わせると犠牲者83人分のデータがあり、すべてを活用すれば犠牲者183人の半数近くの身元を特定できる可能性があるとしている。 面会後の会見で上田氏は「何年間も塩漬けされ、遺族が亡くなるようなことは避けなければならない」と訴えた。【肥沼直寛】「毎日新聞」2025年10月22日付朝刊 引用(コメント) 太平洋戦争中、朝鮮半島出身の労働者が、なぜ、宇部炭鉱の海底坑道で働いていたか? また、そこで死ななければならなかったのか? 皆さん、考えてみてください。