憧れにも似た


景色は


今も色褪せぬままに


指先をなぞる



ノックもないまま


冷たい風が


カーテンを揺らした



遅めの朝食


温かいスープが


身体を包み


静かだけど


幸せな時間


じんわり染み渡る





笑顔があれば良い







それが良い














時が経つのは早く


あの時


自分が


何を思っていたのか


今の僕にはわからない




振り返ればケモノ道


猫の尻尾みたいに


曲がりくねって


きっと空を見上げてた



そこには煌めく


星たちが


今日と同じように


僕達を照らして


ただ1つ


変わらないもの


手を伸ばせば届きそう



瞳の奥の


光の中に


今にも


吸い込まれてしまいそう


そしたら七色の


メロディーが


空から街に降り注いだ



これから先の未来でも



輝く Jewely stars














.
降り続いた雨が上がり


土の匂いと


秋の風



少しずつ変化する季節


缶コーヒーで


温まろう



ベンチから見える


ブランコが


眠る時間に


空を見上げた