雨上がりの午後に
はしゃぐ子供達の声

湿った空気
雨に濡れた緑の香りが
辺りに漂う

それまで
うつむいていた花も
雫をまとって
幸せそうに笑い出す


さぁ
でかけようか

道は
まだぬかるんでいるけど


お気に入りのシャツに
買ったばかりの靴を履く

少しくらい汚れたって
傷ついたって

それでも良いと
思えたんだ


分厚い雲が
青空へと変わり

僕の心を
拭いたから