映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 | ザ☆コメディソング ショー

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シンガー”コメディ”ソングライター 
弱つよむのブログ。

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

ひさびさに 脳細胞が喜ぶ 映画でした!

 

これは私がアカデミー賞選者でも 賞あげる!

 

とにかく トッピング全乗せ 

なんでもありだが  ドラマはちゃんとしてる

家族のドラマに メタバース設定が加わって

さらに 異次元ジャンプするキッカケが

”バカなことをする”という ドナンセンスな設定が上乗せしてある

 

たぶん この映画をつまらないという人は

メタバースとか その他の特異な設定が なじめなかったんじゃないかと思う。あとあまりにもナンセンスな状況とか。

 

 

テーマは いたってシンプル。

”人生における虚無との闘い”

 

これは

「ネバーエンディングストーリー」の 想像力欠如との闘いのテーマに 匹敵する

 

だから ”バカなことをする”っていう設定も 意味をもってくるのかもしれない。

 バカなことをすると人生に色がつくからね

 

いろんな場面で いろんなメタファーが出てくるので 気が抜けない。

 ベーグルが虚無のメタファーだったり それを覆す目玉も 同じ形だし。

 

映画のパロディーも多いから楽しい。 『レミーのおいしいレストラン』のパロディは くだらなすぎる( *´艸`)

 

役者も 主役はもちろん 夫役のキーホイクアン お腹ぷっくりのジェミイリーカーティス 娘役のステファニースーも抜群

 

脚本は そうとう凝ったんだと思う。よくこんなカオスをまとめ上げたなあ と。 

脚本の力と絶妙なセンスがあれば ハリウッドをひっくり返せるんだなあっと。

 

名セリフも多い

「物事のいい面を見るのはバカではない。必要な戦略だ」

「この世はかわいくない女が動かしてるのよ」

「私は母親」(もちろんスターウオーズのパロディ)

ぶっ飛んだ設定や意味あんのか?というセット 衣装に

惑わされてしまうかもしれないが

人生で必要なことを訴えてる 心温まる映画。

実は とっても”優しい映画”

これは 見逃さなくてよかった。

10年遅れるとこだった。