「話す時に口が歪む・口が曲がる」「唇の上下の位置がずれている」「鼻のラインと顎先がずれている」「歯がしっかり噛み合っていない」「顔の大きさが左右で違う」など、顔の歪みや左右のバランスの崩れが気になるという悩みを感じている人は少なくありません。
人間の顔は完全な左右対称ということはほぼなく、どんな人でも少しは顔が非対称になっていることがほとんどです。
しかし、悪い癖などが原因で顔に歪みが生じている場合、放置すると悪化してしまう可能性も。
顔の歪みや口元の歪みによって、口が開けにくくなる、顎の関節に痛みが起こる、顎関節症につながることもあります。
ここからは、顔や口元の歪み、顔が左右非対称(アシンメトリー)になる原因について解説します。
【生活習慣】
普段の生活習慣は、顔の歪みに大きく影響しています。
例えば、普段から右側でばかり噛む癖があると、顔の右側の筋肉ばかりが発達して、顔の右側だけ大きくなったり、口角の高さに左右差が出たりします。
何気なく行っているほんの些細な癖も、毎日繰り返すことで顔の歪みにつながるため注意しましょう。
【遺伝的なもの】
もともと、人間の顔も体も完全な左右対称(シンメトリー)になっているわけではありません。
骨格や筋肉の付き方、成長の仕方には個人差があり、生まれつき左右対称に近い顔の人もいれば、歪みが強く出ている人もいます。