ダブルバインド | 自己愛性人格障害の姑からの脱出

自己愛性人格障害の姑からの脱出

姑の野望の実現の為に操られていた私。
その事に気づくまで、気づいてからの戦い、そして脱出までの過程を
綴っていきたいと思います。

みなさんダブルバインドってご存知ですか?
日本語で二重拘束というらしいです。
モラハリストが被害者にモラハラをする時に使う手段の一つだそうです。

ダブルバインドとは何か?簡単にまとめると、
矛盾した2つの命令によって、二重に拘束されてしまうこと
だそうです。

具体的にどういう事なのか、Wikipediaの例で考えてみました。

親が「おいで」と子供に声をかけて呼びました。
呼ばれた子供は親のそばに寄って行きました。
すると、親は無言でそばに寄って来た子供をドンと突き飛ばしました。

この事を自分が子供になって考えてみると、
呼ばれたからそばに行ったのに、無言で突き飛ばされたら、どうしたらいのか分からず呆然としてしまうと思います。
呼ばれてそれを無視すると怒られ、近寄っていっても拒絶される。
相反する命令を同時に出されるという矛盾した状態が、家庭内で日常的に行われているとしたら、確かに何が正解なのか分からなくなって思考停止になってしまうと思います。

そして、こういった事を日常的に行われていた子供たちには、
人の言葉に極端に疑り深くなるか、
逆に人の言葉の文字通りの意味にしか反応しなくなるか、
人とのコミュニケーションから逃げるようになるか、

のいずれかの症状が現れるようになるそうです。

ダブルバインドについて詳しく調べた分けではありませんが、すごく納得してしまいました。
なぜなら、夫が姑の言いなりになってしまう理由がここにあるような気がしたので。

夫「おふくろに頼み事をされても、どうしてほしいのかはっきり言ってくれないから、何をやってやったらいいか考えているうちに、おふくろは自分でどうにかしちゃんうんだよ。
それで、それならそうと言ってくれればやってやったのにって俺が言うと、『親が何をしてほしいのか、子供だったらそれを察して、いちいち言われなくてもさっさとやるもんだ』って文句を言われるんだよ。」

こんな事を夫が言っていた事があります。
これってまさにダブルバインドのような気がするのですが…。

そして、私と夫の結婚でも平然とダブルバインドをしていましたね。
姑の命令で、夫は私の両親の面倒を見るために私たちの家に同居していました。
それなのに、私の母がまだ生きているのに、今度は夫は長男で姑たちの面倒を見る義務があるのだから、姑たちの事をどうにかしろと姑は夫に命令するのです。
こんな矛盾した話しを理解できる人は誰もいないですよね。
さすがに夫もこのもめ事があった直後は、
夫「いったいおふくろは俺にどうしてほしいんだ」
と、悲痛な叫び声をあげていました。

ただ、普通モラハリストは、被害者をやってもやらなくても文句を言える状況に追い込んで精神的にいじめて、被害者が苦しむ姿を見るのが目的でダブルバインドを行うらしいのですが、姑の場合はそれとはちょっと違うような感じがします。

姑のやり方は、姑が本当にやってもらいたい事を直接言わないという事。
ようするに、自分の言った事に責任を取りたくないという事です。
姑は自分の真意を相手に具体的に言わず、これを言えば相手が察するであろうと思われる事を言う分けです。
そうする事で、相手が姑の真意を察する事が出来なければ、察しない相手が悪いとして文句を言って責める事が出来るし、相手が姑の真意を察してやってくれても、姑から頼んだ分けじゃないから、感謝する必要がないという事になる分けです。

モラハリストの人たちにしろ、姑にしろ、なにが楽しくてこんな面倒くさい事をしたがるのか、単細胞の私には本当に理解できません。
こんな複雑な事を日常的に普通に出来るのですから、よほど頭脳が緻密に出来ているのでしょうね。
いすれにしても、物事をあるがままに捉え、あるがままに行動する事しか出来ない凡人の私は、こういった類の人たちと二度と関わらないで済むようにしたい、只々そう思います。