「ありがとう」 について考える。
あれは確か小学生の時でした。
テレビの何かの番組で、モンゴル民族の文化について特集しているものを観ていました。
それで紹介されていた内容の1つである、
「モンゴルの人たちは “ありがとう” という言葉をあまり使わない」という文化に
ひどく驚き、衝撃を受けたことを今でも覚えています。
「え! 御礼言わないの!?」 って。笑
当時小学生だった私は、人に何かしてもらったらすぐにお礼を言うのが
常識であると信じ込んでいたし、正しいことだと思っていたし、
親からも、学校からも、そのような教育を受けて育っていたことと思います。
モンゴルの人たちにとって、「ありがとう」という言葉はどこか他人行儀でよそよそしく、
距離を感じてしまうのだといいます。
というのは、人から受けた恩というものはその場で御礼を言って清算してしまうものではなく、
むしろ言葉にせず深く心に留めておき、あとで必ず何かの形で返してしかるべきものと考える文化があるそう。
そういう文化があることを初めて知って、子どもながらに、強く感動しました。
あの番組ではモンゴルの文化がピックアップされていましたが、中国やベトナムなど、
やたら「ありがとう」を使うことを避ける文化は、世界各国にある文化なのだと成長してから知りました。
アメリカや日本などでは逆に、「ありがとう」を言うのが大好きな国として知られていると思います。
いつも私を支えてくれている人や力になってくれる人、私を取り巻く今の環境に
感謝する機会が最近増えてきて、あらためて感謝・「ありがとう」について考えています。
日本の文化の中で育ってきた私自身、「ありがとう」という言葉はとても好きです。
つい必要以上に言ってしまう癖もあります。汗
でも、感謝の言葉をあえて乱用しないことで、心に感謝の気持ちがより深く刻まれることもあるんだという感覚が、
歳を重ねるにつれ、だんだん分かってた気がします。
本当に感謝しているのなら、御礼を言うばかりでなく、恩返しをしなくちゃね。