オレの眼 | 山口粧太オフィシャルブログ『東京生活』

オレの眼


中日ドラゴンズ一昨日。4/26以来の神宮球場18時。

夏至の名残りの太陽が未だたっぷりと輝いている中、日焼けした吉見投手がブルペンでテンポ良く投球練習を繰り返していた。
落合塾師範代(自称)の俺はこう考える。

『オレの眼』
吉見は低めにボールを集めてるな。仕上がりは万全だ。勝てる。

初回の攻撃。
先頭の荒木が四球で出塁し、ヤクルトの石川投手が牽制球を投げた。と、その時、一塁手の畠山が日差しを手で遮りながら捕球した。

『オレの眼』
お、太陽が味方してるぞ。荒木よ走れ。もう牽制はこないぞ。

しかし石川は左投手なのでバレバレの盗塁は危険だ。荒木も慎重にリードを拡げる。
いきなりの見どころだったのだが、2番の大島がすぐにバントを仕掛けた。
犠打は成功したが、「チッ」と思わず俺は舌打ちをしてしまった。そして打席には3番和田。
俺が落合氏のように額の汗を拭った直後だった。荒木が盗塁を仕掛け、3盗に成功。
荒木、やるじゃあないか。
俺は和田に犠打を頼んだのだが石川の制球は安定せず、あえなく四球を選ばされてしまった。1アウト、ランナー1・3塁。バッターは4番ブランコ。

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軽く振れ。何故なら強い打球では内野ゴロ、ゲッツーになる可能性がある。

しかし甘い球が来たのか、ブランコは強振してしまった。結果はショートゴロ、ゲッツー。チェンジ。
ベンチから見守る吉見の溜息が、俺には聞こえた。

『オレの眼』
この試合の結果は、ここに起因したのだ。以上。

ってな訳で、4-12の惨敗。翌日もなんと、3ー12のボロ負け。

昨日で年間の半分を消化した。36勝26負10分。上出来すぎる今年の中日だが、只今5連敗中である。
去年までとは違う選手起用の高木・権藤采配に、ひずみが出てきたのか。
オールスター後の立て直しに注目したい。

『オレの眼』
後半戦からユニホームを去年の物に換えろ。応援団のほとんどがそう願っているはず。
あと、英智選手をベンチに戻せ。投手の守護神は岩瀬だが、フィールドの守護神は彼なのだから。

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樽を背負った汗だくのネーちゃん達が「ビールいか~すか!」と、ヤケクソ気味で微笑ましい。
今年の夏も熱そうだ。
オレの眼は、ブルーの輝きを求めている。

……
おまけ。
先日のル・マン24時間レースで解説者が言っていた。
「夜の走行は外人選手は得意ですからねえ」
「え、どうしてですか?」と実況アナ。
「青い瞳は夜目が効くんです。暗くても良く見えるんですよ」
「本当ですか?」
「友人の外人レーサーはいつも暗い明りで読書してるんですよ。夜の移動中のバスの中でも平気なんです」
「へえ」
「ホント良く見えるなあって言う程、暗い中なんですよ」

『オレの眼』
ヨシ、選手全員、青いコンタクトを着用! こわっ。