バルタン星人の教え | 山口粧太オフィシャルブログ『東京生活』

バルタン星人の教え

中日ドラゴンズ 鷹は空を舞うに過ぎぬが、竜は天をも昇る。
と、高(鷹)をくくったのだが間違いだった。
勝負の夜はすき焼きで、謎解きはディナーのあとで、と言わんばかりに精肉売り場に乗り込んだのだが、松阪牛はデフレの風なぞ露ほども受けぬのか、べらぼうに高かった。 鷹、勝った。 ちょん。えー!

さらば落合院政。ようこそ高木OB会。
まあ来季は、ある意味 『伸び伸び野球』 で楽しめるかもしれませんが・・
御年70歳の高木監督っ! 試合が長い、夜も遅い、とか言って、どうかベンチでウトウトしないで下さい。そんな時は、渡哲也さんばりのゴルゴサングラスをかけちゃいましょう。

あと、監督の県岐阜商業の後輩の英智選手も、末永く御贔屓に。

……
前回質問にあった、写真の本のタイトルは、『考える人びと』。
で、内容は↓

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という変態本。

それは嘘で、2009年に亡くなった入澤美時さんが編集したインタビュー本であります。
吉本隆明さん(吉本ばななの父)をはじめ、建築家、写真家、舞踏家(写真の方)、など色々なジャンルのアウトロー(←これはあたしの勝手な印象)が好き勝手に喋りまくるのです。
非常に知的で、呆れるほど無垢な1枚板の様な人たちへのインタビューで、ホント面白いのです。
裏表紙を花村萬月さん (ブルースとか二進法の犬とかの本をもっとビシビシ発表してほしいなあ) が書いているのですが、その最後の一文は “10年後には貴方の内部で血肉の一部となっていることを確約します。” と締めています。
実はこれ、10年前に出版された本なのです。
ちょうどその年(2001年)は9・11テロがあり、10年後の今年は地震がありました。
皆それぞれに、社会を、そして自分を、見つめ直した年ではなかったでしょうか。

普遍とは。いう意味が、自分なりに染み込んでくるかと思います。

追記。
この手の本が苦手な方は、陶芸家の芳村俊一さんの章だけでも、是非読んでみて下さい。
眼から鱗で、世界不思議発見よりは面白いんです。
以下、芳村氏の言葉。

 - 「彼は素晴らしい。あんな素晴らしいところは俺にはない。この人も素晴らしい。AもBもCもDも素晴らしい」。それだけじゃダメ。「だから、僕も素晴らしい」という考えでないと、僕はいかんと思う。 -

出掛ける予定が雨に邪魔されたお休みの日にでも、どうぞ図書館で手に取ってみて下さい。


……
『24』はしばし休憩です。
理由はツタヤさんが、“旧作100円ではなく190円ですよ!”という訳の解からんメールを寄越したからです。
合計2280円で24時間我慢するのもなんなので、新作をいくつか借りてきました。


その1 『トゥルー・グリット』
ジェフ・ブリッジスにドンピシャの役でしたね。14歳女子も良かった。
そういえば、ちょっと前にバラカンさんがジェフ・ブリッジスの新作CD(カントリー)をラジオで紹介していて、これも良かったなあ。バラカンさんも褒めてたし(バラカン信者か!)。
そして監督は、コーエン兄弟ですねえ。
う~ん、焼き直しとはいえ、演出に、らしさ が無かったかなあ(いつもの独特の世界観が)。
スピルバーグ氏プロデュースのメジャー作品だから、致し方ないところですか。
でもやっぱり、『ミラーズ・クロッシング』 みたいな作風の方が、あたしは好きだなあ(ガブリエル・バーンがかっこよかった)。


その2 『ラスト・ターゲット』
ジョージ・クルーニーがググッと抑えた演技をしとります。もちろん悪くない。
ただ希望としては、クローズアップを減らして、引きの絵を中心にじっくり見せてくれれば、もっといいのに~。と思ったら、どうやら監督は写真家のようですね。
やはり被写体に寄りたかったのでしょうか。
それと、原題の 『TheAmerican』 の方が全然いい。それこそ写真集のタイトルみたいで。
そこんとこらへんが、ちと残念。


そんなあたしは、
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もっと残念。

あれは幼稚園の頃だったか、拾ったどんぐりを何故か鼻に突っ込んで、「バルタン星人だあ!」と騒ぐのがマイブームだった時期があった。
ある日、どんぐりが鼻の奥にスッポリ入ってしまってさあ大変。
母に泣きながら訴えたら、「寝れば治る」って。
んなわけないだろ・・とは思ったが、為す術がないので、言われたとおり布団に潜り込んだ。
 ああ、おれしんじゃうなあ・・と思ったら涙が出てきて、鼻水が出てきて、そのせいかクシャミをした。
スポン!と、どんぐりが勢いよく飛び出した。

人生とはこういう事なんだ。とバルタン星人が教えてくれた。
 - 小さな考える人、ここに生誕  genesis -