偏った嗜好でしょうか | 山口粧太オフィシャルブログ『東京生活』

偏った嗜好でしょうか

絵筆 号泣した。たった1枚の絵に。

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諏訪敦さんという画家の作品です。
娘さんを10年前に事故で失って以来、いまだ立ち直れずにいる御両親からの依頼で描いたものです。
日曜美術館という番組で制作過程を紹介していたのですが、画家は取材に取材を重ね、書き直しを繰り返し、半年間をかけ、とうとう御両親に今までに会ったことのない、新しい御嬢さんの姿をキャンパスに蘇えらせたのです。
絵を手渡し披露した際にお父さんが、「ああ、えりこだ。えりこだよ母さん。大きくなったねえ」と声を震わせました。
私は釣られて泣いたのではなく、その絵に、亡くなった母の姿を重ねて見たような、そこに故人が蘇えったかのような錯覚に陥り、引き込まれてしまったのです。(もちろん私の母はこんな美人ではありませんし似てもいませんが)。
陳腐な表現かもしれませんが、『写実のスゴサ』に本当に感動しました。

http://www.twitvid.com/MB4AH
↑45分間の番組です。時間のないかたは39分40秒あたりからご覧ください。

……

格言 おすすめしません。この小説は。

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半ば新宿御苑に住んでいる私は、その隣の四谷図書館にも、暑さしのぎに頻繁に出没します。
今回はこの美味しそうな表紙に、腹が空いていたせいもあり、これまた釣られて借りてしまいました。
あるダイナー(食堂)が舞台のお話なのですが、表紙から連想されるような、美味しそうな暖かなストーリー…
とは全く違い、とにかくグロイ、エグイ、残酷極まりない内容だったのです。
殺し屋専用のお店に来る客は皆、頭がいかれていて、この店内でも酷い行為が次々と行われます。気分が悪くなるほどの描写で。
なので健全な生活を送る皆様におきましては、決しておすすめできる代物ではありません。
でも、でもですね、どんどん引き込まれてしまうのです。かなりの手練れ(テダレ)なのです、この作家。
半分くらい読んでいくと、「これ、めっちゃハードボイルドやん」と、御苑の芝生の上で宣ふて(ノタマフテ・誰にだ)もおりました。しかもちょっぴり涙を隠して。
タランティーノが飛びつく前に是非映画化とか舞台化したい作品ですね。小沢さんとか英雄くんとか泰風くんが、読んでいるとどーしても頭に浮かんでくるし。

……

中日ドラゴンズ 神宮では今季初ナイターでした。
火曜と水曜に行ったのですが、2試合とも負けてしまいました。
どうしてこうもヤクルトに勝てないのでしょうか。
水曜なんか、防御率1位の館山投手を引きずり降ろしたのに、なんと、サヨナラ負けですよう。
ヤクルトの選手は 『あんたがたタフマン』 ですよほんと。フン!
まあいいや。焼売弁当食べよ。これぞ日本一。

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