ほころびの始末

中日の新外国人にセサルという選手がいます。
プロ野球では外国人枠が制限されているので、彼らは助っ人（すけっと）と呼ばれ、主に即戦力と破壊力が求められるのです。
ところがこのセサル選手、まったく打てない。 とことん打てない。
先日、私が行った西武ドームでも、やっぱりタコ（無安打）でした。
打率は現在０．１７９ （10回振って2回当たらない） というお粗末さ。
『助っ人』 どころか、勝ちゲームの 『盗っ人』 といったところでしょうか。

それでも毎試合使い続ける落合監督に、非難の声が上がっています。
中日ファンの間でもいろんな憶測が飛び交っていて、
「森コーチが外人スカウトのシンジケートと手を組み、裏金を得ているから」 とか、
「入団の際、１００試合の先発出場の契約を結ばされたから （これはあるかも）」 とか等々。
私は 「落合家の息子がセサルとのタレントマネジメントの契約をこっそり取り付けていて、既に大量の非公式グッズを在庫に抱え、処分に困り、親に泣き付いているから」 と推測します（笑）。

なんとか勝ち越してはいますが、どーも勝ち方がスキッとしない試合が多いのも確かです（立浪いないし）。
いつの試合だったか、解説者のデニー友利さんが上手い表現をしていました。
「中日の戦いは、いつもジワジワ追いつくんですけど、いつもなかなか追い越せない。追いつきはするんですよ！でもっ、なかなか･･」

出そうで出ない、うんこみたいです。


昨夜はオリックス戦で、６回まで０対３で負けていました。
オリックスの岡田監督は、サングラスをかけても藤山寛美さん（昭和の大喜劇役者）に似てるな～と思っていたところに、知人から電話が掛かってきたので、

「今日は初回からテレビ観戦してるんだけど、負けてる」 と私が言うと、
「それってね、時間の浪費って言うんだよ」 と返されました。一瞬黙り込む私ですが、
「いやいや、今、ベンチ内で珍しく円陣を組んでいるから･･」
「ベンチの中？ 普通は外でやらない？」
「まあ、落合さんだからね」
「ははは、ヘンなの」
「まあ７回から１点づつ獲れば、９回に追いつくぞって言ってるんだよ」
「そりゃあ地味だね、ご苦労様」

そんな会話を終わらせ、冷蔵庫の前で２本目のビールのブルトップを引いた時、テレビから快音が聞こえてきました。

「和田が打ったー！ 打球はバックスクリーンへ！ 入ったー！」

いや～～～～、ホント和田選手は凄い。 偉い。 神々しい（頭も）！ 君はナンバーワンのスラッガーだ！
中日を出て行く選手は多いけど、君は来てくれたー！　ホントありがとう！
そして井端選手が凡退し、次は･･　セサル。。
ところが･･
予想に反して、ヒット！（落合家の拍手が聞こえてきそうです）。

結局この７回は１点どまりでしたが、８回にも１点入り、９回にはランナーが２人出て、今年はチャンスに強い谷繁選手が打席に入りました（私の予想が当たるか？）。　すると、

「打ったー！ライト前ヒット！ランナーの井端が入った同点です！２人目のー、セサルがー、つっ、突っ込んできたー！（またセサルかー）」

ライトから見事な返球が帰ってきました。
前走者の井端がセサルにスライディングの指示を出さなかった為？セサルは立ったままでホームイン！
いわゆるクロスプレイというやつで、テレビ中継の角度ではアウトに見えました。そして判定は･･

　　　セーフ！！

キャッチャーのタッチを上手く掻い潜ったようです。
さすが、盗っ人。
「ウウッ、おいおーい、あぶねーよ！フ～ッ」 と思わず缶を握り潰した私は苦虫顔でしたが、ベンチの奥の奥の落合監督は、満面のニンマリ顔でした。
ま、綻（ほころび）は、繕（つくろ）えば良いのです。ね。

よ～しっ！今日は天気がいいから･･　
綻びを繕いにミシン教室へ行こう！（地味だな～）

････

西武ドームの応援団席にいた人の写真ですが、このかたに英智選手の兄からメッセージがあります。
「応援してくれてありがとうございます。プレゼントを贈りますので連絡先を教えて下さい」
もし御存知のかたがいらっしゃったら、お知らせください。

････

若頭補佐の写真ですが、このかたからメッセージがあります。
「竜馬伝の告知は忘れとりましたが、６/１９（土）のＮＨＫ『まっつぐ』のラストに口だけ？と、６/２６（土）に出とります」
もしヒマなかたがいらっしゃったら、ご覧ください。