1行? | 山口粧太オフィシャルブログ『東京生活』

1行?

先日NHKで吉本隆明さんの講演を放送していました。

多分84歳?体調を崩されているらしく、車椅子で登場され、やや不安に見えたのですが、最後には司会の糸井重里さんから「吉本さん、予定の2時間よりかなりの時間オーバーですよ」と突っ込みが入る程、元気一杯の講演でした。やはり並の人間とは違いますね。

20年程前、吉本さんの著書「共同幻想論」を撮影の待ち時間に読んでいたら、大竹まことさんに「おもしろいの読んでるね、よし哲学しよう」とディベート的な遊びを持ちかけられ、ザクッと袈裟に切られた思い出があります。

そして、久しぶりにお嬢様、吉本ばななさんの本を手にした私です。

質問

小説を読み始めて、あ、この本は以前読んだぞ・・という経験、ありませんか?特に私は図書館通いの人なので、こんな事がしょっちゅう起こるのです。そして今回は、な、なんと、41ページ目に気が付いた!(遅)。

主人公のちひろさんが中島君と出会って、友達になって、好き合うようになって、半同棲が始まって・・2人のエピソードが40ページ目まで続き、フムフムと次のページをめくると41ページ目からは、ちひろさんの職業が紹介されて、実は彼女は壁画画家である事が判明し、・・ ん? んん? 

ようやくこの時、私の脳みそは覚醒されたのです。 壁・画・画・家・? 間違いなくこの本は読んだぞい!

とはいえ、恐ろしく内容は覚えていないため、はたして読んだと言えるのか? 

は置いといて、自分自身を検証すると、あまり馴染みの少ない壁画画家 という言葉が、小さな脳細胞の隅っこにあったのでしょう。記録より記憶。武蔵より二郎のラーメン。M1チャンピョンよりクールポコ。

ところでこんな私、

この小説の続き、読むべきなのか?

山口粧太オフィシャルブログ『東京生活』powered by アメブロ&weewee

写真は友人が以前編集に携わった1冊。機会があれば、どうぞ。