フランス代表 | 四宮洋平オフィシャルブログ

フランス代表





フランス代表の対ニュージーランド代表(以下NZ)の勝率24%。

長い歴史の中、ABにたった12回しか勝った事がない。

その勝利の内、2回がワールドカップ(以下W杯)の1999年の準決勝と2007年の準々決勝。

この写真の試合は、2011年のW杯NZ大会の決勝で7-8の一点差の好ゲームをした試合前の様子。

「ハカ」の最中に許容範囲の自陣10mラインを超え、ハーフウェイも超え前進を行った為、IRB(国際ラグビーボード)から2500ポンド(約30万円)の罰金を科せられたとの事。
しかも、W杯NZ大会でのフランスは、
決勝の試合以外は決して良い内容と言える物では無かった。予選で2敗し決勝進んだチームは未だ無かっただろう。決勝トーナメントでも、運も恵まれなんとか決勝へ進出。最後大舞台ににスイッチ入れて好ゲームをやってのけた。

その始まりがこのハカに対するパフォーマンスに現れたのだろう。

私もNZで6シーズン、1シーズンフランスでプレーをした経験がある。NZ人、フランス人の性格を把握し切れてる訳では無いが、フランス人はミスを恐れるよりも果敢にチャレンジして行くアタッキングラグビーを好む人種だと思う。一方NZ人は、ミスを極力減らしリスクヘッジしながら試合を進めて行くラグビーを信条としている。

大舞台での戦い方は、普段負けまくってるNZに大舞台で怯む事なく大胆に勝負するフランスに、大舞台でさらにリスクヘッジするNZ。

大袈裟に書くとそんな所だと思う。プライド高きフランス人が、NZ戦前に誰一人弱気になる奴がいない事は事実だろう。

日本代表もこの秋にNZと戦う。しかも日本で。

日本は未だNZに勝利なし。負け続けた相手に、このタイミングでスイッチ入れて好ゲームをしてもらいたい。