こんにちは。
今回は、みのりの里で大切にしていることと、利用者さまの日々の生活を支えるための取り組みについてご紹介します。
介護老人保健施設は、皆さまの在宅生活の架け橋となる役割を担っています。病気やけがの治療を終えた方が、再び住み慣れた地域やご自宅で生活できるように、リハビリテーション、介護、看護、栄養管理など、多職種が連携しながら支援を行っています。私たちが日々の支援の中で大切にしているのは、単に「できないことをお手伝いする」ことだけではありません。
「これからどんな生活をしたいのか」
「何を大切にして暮らしたいのか」
一人ひとりの思いやこれまでの生活背景を知り、その方らしい生活につなげていくことを大切にしています。
●施設の中だけで完結しない支援
高齢者の生活を支えるためには、施設の中での介護だけでは十分ではない場合があります。退所後の生活、家族との関係、医療機関との連携、行政手続き、金銭管理など、生活していくうえではさまざまな課題が生じることがあります。
そこで私たちは、介護・福祉の枠だけでは対応しきれない部分についても、地域のさまざまな機関やサービスとつながりながら支援していくことを大切にしています。こうした取り組みの一つとして、ご縁があり、2026年3月より株式会社トータルサポート結の代表である吉川さんを、みのりの里の相談員としてお迎えすることとなりました。
●トータルサポート結の活動とは?
株式会社トータルサポート結の代表取締役を務める吉川と申します。2026年3月より、みのりの里介護老人保健施設旭ヶ丘にて相談員として勤務させていただいております。トータルサポート結では、高齢者や障害のある方、そのご家族が抱えるさまざまな生活上の困りごとに寄り添い、必要な支援につなげるお手伝いをしています。身元保証や死後事務、任意後見、生活支援、成年後見制度の利用に関する支援などを中心に、一人ひとりの状況に応じたサポートを行っています。
身寄りがない方や、ご家族だけでは対応が難しい状況にある方の中には、「誰に相談したらいいのかわからない」と悩まれる方も少なくありません。そんなとき、施設や医療機関、行政、地域のサービスなどをつなぐ「橋渡し役」が必要になることがあります。地域の中で気軽に相談していただける存在となり、必要な支援へつなげていくことも、私たちの大切な役割の一つだと考えています。
今回、老健の相談員として勤務するというお話をいただいた際には迷う部分もありました。しかし、実際の現場で利用者さまやご家族と関わりながら支援を考えることの大切さ、そして自分のこれまでの経験や取り組みを少しでも地域の皆さまに還元できるのであればという思いから、お引き受けすることにいたしました。
●「介護」だけではなく「暮らし」を考える
高齢者の生活には、介護だけではなく、医療、住まい、お金、家族、そして社会とのつながりなど、さまざまな要素があります。だからこそ私たちは、「介護が必要だから介護サービスを提供する」という考え方だけではなく、その方の人生や暮らし全体を見ることを大切にしています。施設で過ごしている時間も、その方の人生の大切な一部です。
食事を楽しむこと。
誰かと話すこと。
季節を感じること。
できることは自分で行うこと。
そして、退所した後にどのような生活を送りたいのかを一緒に考えること。
そうした一つひとつの積み重ねが、その人らしい生活につながっていくと私たちは考えています。
●地域の中で頼ってもらえる存在へ
「困ったときに、まずみのりの里に相談してみよう」
そう思っていただける存在になることも、私たちの目標の一つです。施設に入所されている方だけではなく、ご家族や地域で暮らす高齢者の皆さまにも、
「ここに相談すれば、何か方法を一緒に考えてくれる」
そう思っていただける施設を目指しています。
介護老人保健施設としての専門性と、トータルサポート結をはじめとする地域とのつながりを活かしながら、これからも高齢者の皆さまの「その人らしい暮らし」を支えていきたいと思います。
みのりの里介護老人保健施設旭ヶ丘 相談員 藤本渉
相談員 吉川智博
