三寒四温の時期を経て、晴天に鶯の清らかな声高らかに、北杜に春がやってきました!

   毎年降雪が心配され、除雪の準備はしておくのですが、今期は幸いにもそれもなくホッとしたところです。

 

 

さて、しおかわ福寿の里では、33日にひな祭りを開きました。

こちらの地方では、4月にひな祭りをするところが多く、3月に飾って4月まで楽しみます。

   福寿の里にも立派な7段飾りがお目見えしました。今年は縮緬の吊るし雛や桃の花も添えて豪華です!

 

 

 

  ひな祭りは江戸時代に入って女の子の健やかな成長としあわせを願うための行事として定着したそうです。女性の利用者様も小さい頃には親御さんから節句のお祝いをしていただいたことでしょう。懐かしそうに目を細め、眺めていました。

 

 ひな祭りでは、職員の考案による「春の風をいっぱい仰いでお花のじゅうたんを作ろう!」です。各テーブルで組になり、扇子や団扇を一生懸命に仰いで、テープが貼られている台紙の上に丸めたお花紙を乗せる要領で、ゲームのようにして楽しみました。

   一生懸命になりすぎて顔が蒸気して赤くなる利用者様もちらほら・・・。

出来上がった台紙をつないで、大きな春のじゅうたんが出来上がり!

   壁画として飾ったら、なんということでしょう!ホールが一気に春らしくなりました!

 

  

 

 

 

ゲームが終わったら、節句の記念に、職員手作りの顔出しパネルや桜のループを使って写真撮影です。どうですか?きれいでしょう!?

  

 

 

ここで一つ、みなさんに問題です!テレビで放送していたので知っている方もいらっしゃると思いますが・・。

  「楽しいひな祭り」の歌をご存じですよね?「灯りを付けましょ、ぼんぼりに~♬」というあれです。この歌は、「リンゴの唄」や「ちいさい秋みつけた」で知られているサトウハチローさんが作詞しましたが、歌詞の中に間違いがあるそうですよ。わかりますか!?答えは・・・。

   1つ目は、「お内裏様とお雛様~」という歌詞がありますが、お内裏様というのは、並んでいる2人の総称なのだそうです。2人併せて「お内裏様」なんですね。

   2つ目は、「赤いお顔の右大臣~」というところ。赤いお顔をしているのは実は左大臣なのだそうです。ちなみに、「お雛様」は雛飾り全体をこう呼ぶのだそうです。

お雛様をお持ちのご家庭、お雛様を目にする機会には、ぜひ、確かめてみてはいかがでしょうか。

 そして、春といえば、お花見ですね~!どこの施設もお花見の時期設定は難しいところだと思います。桜前線は自然の摂理に従って、人間の都合はお構いなしに移動していくもの。桜は粛々と命一杯咲き、そして潔く散っていきます。人間の生き方もこうあれば後悔なく、いいのだろうと思い知らされます。

 福寿の里では暖かな気候により、早く咲き始めた桜を楽しもうと、3月23日~25日で桜の下での撮影会を実施しました。「春が来たよ!鶯のいい鳴き声がするよ!」と、利用者様を中庭に招いて、春の清々しい空気を胸一杯吸い、満開の桜を堪能していただきました。

   清々しい空気と綺麗な桜に、利用者様も大いに気分転換していただけたのではないでしょうか。

 

 

 

感染症対策で面会が制限されていますので、ひな祭りでの様子やお花見の写真は、ご家族がいらっしゃる玄関ホールに展示し、QOL委員会が実施した、書道クラブの作品と合わせて、ご覧いただいています。

 

                    

                                                                                             しおかわ福寿の里 事務課  花輪