先日、入稿作業がひと段落したこともあって、編集部の面々で打ち上げを兼ねた飲み会に行ってきました~!


総務部主任と私と同期のweb事業部スタッフも予定が空いていたようなので、お誘いして、会はより楽しく、にぎやかなものに。


いや~、こうした部署の垣根を超えたフランクな交流があるのも、うちの良いところですね♪


さてさて、みんなでお酒を飲みつつ、いろいろな話題に華を咲かせたのですが、不思議と仕事の話はほとんどしなかったように思います。


そのあたり、みなさんオンとオフの切り替えをしっかりしていたのでしょうか。


あまり職場の飲み会に慣れていない私にとって、そういうお酒の席では、たとえばこんな会話がなされるものとばかり考えていたのだけれど。




課長「きみぃ、今日のミスはなんだね。もっと気をつけてもらわないと困るよ」

(言いながら、空いたグラスを指差す)

部下「はっ、申し訳ありませんっ」
(すかさずビールを注ぐ)
課長「だいたいきみには注意力というものが欠けておるよ。今のもそうだ。上司のグラスが空になっているかなど、部下は常にチェックしていて当たり前だぞ。そういうところひとつ取ってみても、できる社員かどうかわかるものだ。私の若いころなどは……」
部下「はっ、勉強になります。さすが課長です!」
(と口では言うものの、絶対ちゃんと聞いてない)
課長「うけけけけっ。まあそんなに褒めるでない。そうだ、きみにとってタメになる話をしてやろう。あれは私がA社のプロジェクトを任されたときでな。この話初めてだろう?」
部下「はいっ、ぜひ聞かせてください!」
(注:ほんとは100回くらい聞いている)
課長「――というわけなんだ。今の話を聞いてどう思うかね?」
部下「はっ、さすがは課長かと」
課長「どこのどの部分がさすがだと思うのか、言ってみなさい」
部下「え、どこと言われても……」
課長「具体的に言えぬのか?」
(ギョロリ。鋭い眼光でにらむ)
部下「やっ、その、つまり……」
課長「そういえば、南アフリカ支社が人員を欲しがってたなぁ……。きみは暑さに強い……いや、なんでもない。忘れてくれたまえ」
部下「かっ、課長……」
(みるみる血の気が引いていく)
課長「おっと、なぜかこんな言葉を思い出したよ。『島流し』と。どうだね、嫌な言葉だと思わんか」
部下「まっ、待ってください! 課長のさすがだと思うところは……え~、すっ、全てです! 課長の何からなにまで偉大すぎて、さきほどは言葉が出ませんでした~!」
課長「……それは本心かね?」
(顔をぐっと近づけて問う。酒臭い息がかかる)
部下「もちろんです! 神にかけて誓います!」
(極力、鼻で息をしないようにして言う)
課長「うけけけっ! そうかそうか。よし、きみは見どころがあるぞ! さあ飲みたまえ」
部下「もう、ぐったり」




こうなってしまえば、飲みニケーションも考えものですね。


やはり職場の飲み会では、みんなが気を遣わず楽しめる話をするべきでしょう。


たとえば私だったら、思わずくすっと笑みがこぼれるような、小さな失敗談なんかが好きです。