先日、弊社編集部OBの方がお越しくださり、第二回編集講習を開いてくれました。



今回のテーマとなったのは『ページネーション(ページ構成)』。



記事というのは、それぞれバラバラに作られるものですが、雑誌としてつなぎあわせた場合、当然のことながらそれは1冊のうちの1ページになります。


ページネーションとは、雑誌の全体像を見据えて前後の誌面を意識しつつ、流れのある読みやすいページ構成を練ることだといいます。



たとえば、最初に賑やかなグラビアを入れて読者の心を楽しませ、中盤はしっとりめのコラムで小休止。そして最後にまた特集で盛り上げてきれいにフィニッシュ、みたいにページの順番を考えるわけですね。



もちろんこれははほんの一例。構成の仕方は、何を読者に見せたいか、読者にどんな気持ちを持ってほしいかによって多様に形を変えるでしょう。



そもそも、なぜページネーションが必要かというと、ひとえに読者の方々に、雑誌を最初から最後まで飽きることなく読んでもらいたいからです。


OBの方は、“いくら中身が面白くとも、読者が見てくれなければ、そのページは存在しないのと同じ”だと語りました。


営業部・制作部・編集部が一丸となって力を合わせたその結晶が、存在しないものにされてしまうのは、あまりにも偲びありません。



今回は、ページ構成の大切さを改めて実感しました。