一昨日、ちょうど入稿作業がひと段落したこともあって、編集長と先輩スタッフが私と新しく編集部に入ったスタッフのために歓迎会を開いてくれました。



いや~楽しかった。



先輩たちの心遣いに気分が高揚していたのでしょう。


私などはチューハイを2、3口なめただけでもう酔ってしまいました。


いや、決して下戸というわけではありませんよ。ふだんは5口くらいまでなら大丈夫なんですから。



ちなみに新しく入社した彼はというと、なにやらビールやらジントニックやらをガボガボ飲んでいましたが一向に平気なご様子。


きっとテレ屋さんなんですね。内心は私と同じに違いあるまいて。


このうい奴!



さて、そんなふうに酒の飲めない私ですので(あっ、言っちゃった)、そもそも二日酔いというのも経験したことがありません。


たいへん苦しいとは聞くのですが、どんなものなのでしょう。


中原中也の詩に『宿酔(ふつかよい)』というのがあって、そこにはこんな一節があります。




「朝、鈍い日が照つてて風がある。
      千の天使がバスケットボールする」




この「千の天使がバスケットボール」というのは、頭がガンガン鳴っている状態の比喩なのか。それとも、朝目覚めたとき、風が、まるでたくさんの天使が舞い踊っているように見えたのか。


後者ならよほど詩的で美しいのですが、現実は前者のような気もします。


ふだん、お仕事でたくさんお酒を召し上がるホストさんは、これまで幾度となく迎えてきた二日酔いの朝にいったい何を見るのでしょう。



私だったら、しこたまお酒飲んで朝目覚めたとしたら、天使よりも、ベッドのとなりで眠っている可愛い女の子を発見したいものですが。