妻は鳥を怖がります。
今日はそのきっかけになった事件を紹介します。
それは私達夫婦がまだ新婚だったある休日の昼下がり、
私達は海辺の芝生に座り海を眺めていました。
その日妻(R子)は昼食のあてがはずれ空腹でした。
だが、ここはコンビニなどない田舎、
唯一食材が有りそうな施設は国民宿舎のみで、
そこにも弁当やおにぎりパンなどは無く、
腹にたまりそうなものはベルギーワッフルくらいでした。
R子の手には袋から半分出されたワッフルが握られ、
やっと空腹を満たすことができると思った瞬間
『痛っ!』
何かがR子の頬に当たった。
辺りで子供の声がしていたので、
子供達が小石でも投げたのかと目をやるが、そうではなさそうだ。
なんだか腑に落ちないが、
とりあえず空腹を満たそうと手のワッフルを口に入れようとしたその時
『無いっ!』
R子は叫んだ。
あるはずのワッフルが無い。
手はワッフルを持った形のままワッフルだけが無い。
R子は思った。
『食ったのか?いや確かにまだ口には入れてない』
ふと見上げると
頬に当たったのはトンビの羽でした。
『もう少しでトムとジェリーみたいにワッフルをエアー食いして
前歯を カツ~ン といわせるとこやった』
とは本人の談です。
それ以来嫁は、公園の鳩など鳥の羽の音がすると、
肩をすぼめて怖がるようになりました。
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