今日は研修の一貫として貿易ゲームというゲームを体験した。
もし別の機会に体験する人がいると悪いので
詳しいルールは省略するが、
要は、ゲームに勝つためには自分の持っている資源と相手が持っている資源を
交渉で物々交換(トレード)していかなければならず
そこでいかに自分に有利になるように交渉できるかがカギとなるゲームなのである。
で、ゲームの最中では上手に交渉できなかったのだが、
終了後にトレーナーの社員から言われたコツが「なるほど!」というものだったのでご紹介する
相手の情報が欲しければ、自分の情報も一部オープンにしなければならない
これを聞いて、先日読んだ「ハーバード流交渉術」の書籍の内容を思い出した。
そこに書かれていた内容と、今日感じた内容をまとめて、
「交渉において意識すべき最重要点二つ」を紹介したい。
1:Noを言うときは、Can notとDo not を明確に区別する。
たぶん書籍ではBANTAとかいうテクニカルタームで解説される内容だったと記憶するが、
要は、相手から提示された要求がのめないときにNoとことわる際にはそれが「Cannot」なのか「Donot」なのかを戦略的にアピールする必要があるということだ。
これは値引き交渉をイメージするとわかりやすい。
自分は現金をもっていて、相手が食料を持っているとする。お互いに相手が持っているものを必要としている状況において、自分がいくら現金を所持しているのかは相手にしられていないとする。
こうした状況で、相手が、食料と引き換えに500円を要求してきた場合。
「500円?いやだ、高いよ(Do not)」と言うと、
相手はこちらが意図的に強気に出ていると反感を感じ、500円以上豊富に現金を所持していると思い、値下げに応じるどころか、次は600円くらい提示してくる可能性が高い
一方で、「500円?とても無理だ(Can not)」と言い、
たとえば、あえて一部の現金しか入れていない財布を見せることで相手に、自分が500円程度の限られた現金しか所持していないと感じるだろう。
相手も何とかして一定程度の現金を獲得しなくてはならないため、400円、300円と値下げ交渉に応じる可能性が高い。
そして、実際にいくら所持しているかに関わらず、相手の言い値に対して、Cannotを毅然と突きつけるコツが値下げ交渉のコツである。
もしこちらから最初の値段を提示するとしても、100円程度から始めるのがよろしい。こちらからは絶対に自分を安売りしてはならないのだ。
2:Win- Perceived Win モデル
よく、お互いに利益がうまれるWin-Winモデルがベストだと言われるが、ビジネスにおいてはいかに自分の利益を最大化するかが問われる。
そこで重要なのが、このWin- Perceived Winモデルだ。
Perceivedとは【~と受け取られている】 という意味である。
要は、自分にとっては本当にWin、そして
相手にとっては、Perceived Winな
(本当はBetterであってBestでは無いような条件だが、
そうとは知らずに満足してしまえるような)結果を
交渉から導くことが、求められているのだ。
たとえば途上国での観光地土産は結構な値段で設定されている。
値下げ交渉によって半分まで値切ったが、
原価は5%であり、売り手には45%の利益が残る。
買い手も、まぁ半額まで値切れたから十分と満足している、といった状況だ。
そして、こうしたプライシングのすりあわせにおいて
Cannot と Donotのボーダーを戦略的にスライドさせることで
相手に気づかれないようにPerceived Winを創造することができるのである