ものの価値うちの町内で、新しく公民館が建てられ、古い公民館が壊されることとなった。そこで、古い公民館の要らないものを町民に分けられることとなって、僕は、古い公民館にあった、建設当初、寄付者や協力者の名前が羅列した芳名板をもらうことにした。理由は、そこに、亡父の名前があるからだ。 ものの価値の捉え方は、人それぞれだが、僕は、世の中に数多くある高価なダイヤモンドより、金銭的価値は無くても、この世に二つとないものであれば、その方がよほど、自分には価値あるものだと思う。