今年になって 裁判員制度 が始まって、テレビドラマでも 魔女裁判 や 傍聴マニア09 など裁判をテーマにしたものが増えてきました。
私は多分大多数の人と同じように、(裁判員に選ばれたらヤダナー ( ̄_ ̄ i))…と思ってます。
だって…普段、どっちのケーキ
にするかだけでも相当悩むのに、人の一生を左右するような判断ができるわけありません。
そんな私ですが…
友人に誘われて裁判の傍聴に行って来ました。
折しも、高相被告や押尾被告、来週には酒井法子被告の裁判があるということで注目されていますが、今日はそういう大きな裁判はなく、普通には入れました。
私は今回が初めての傍聴でしたが、一緒に行った他のメンバーはみんな2、3回目でした。
朝9時半に集合。裁判所は霞ヶ関の駅からすぐでした。
まず入ってすぐのところに置いてある予定表をみて、見る裁判を決めます。
予定表には当日予定されている裁判の法廷と時間、それから被告人名、犯罪名の他に新件(新しい裁判)か、審理(継続審議中)かが書かれています。
「審理」だと途中からなのでわかりづらいかも…ということで、「新件」を探してたのですが、いかにも「傍聴マニア」っぽいおじさんが「今日はその殺人未遂がオススメだよ。犯人が女性。見るなら絶対これ」と言うので、午前中は他に見たいものもなかったので、それを見ることに。
裁判所の法廷はいろいろ大きさがあるそうですが、この事件の法廷はわりと大きめで裁判官も3人いました。
傍聴席は50席位。
あまり詳しいことを書くと差しさわりがあるかもしれないので控えますが、この事件は女性による夫への殺人未遂で、浮気を知ってかっとなって夫を刺した…という事件でした。
約1時間の裁判はすごく見ごたえがありました。
お昼を食べながら、みんなで今見た裁判の話で盛り上がり…
そしてお昼からは
・ 内縁の妻へのDV(34歳の男が47歳の交際相手の女性へDV)
・ 振り込み詐欺
・ 覚せい剤取締法違反
と、今の時代を反映したような事件を見てきました。
この3つは小さめの法廷で、傍聴席は20席。
昨日の高相被告の裁判もこの大きさの法廷で、その傍聴券を求めて1500人以上が行列を作ったそうです。
今回裁判に行って感じたのは、裁判ってものすごく気軽に見られるなーということ。
大きな裁判は別として、普通の裁判はその日の朝裁判所に行って、時間に法廷に入れば誰でも見られます。
名前などを聞かれたり書いたりすることもありません。
メモを取ったりするのも自由だし、途中で出入りするのも自由です。
20代くらいの寝癖のついた検事がいたり、70歳くらいのおばあちゃん弁護士がいたり、美人の裁判官がいたり…それから被告人との席が結構近くてびっくりしたし、殺人未遂とDVの事件では明らかに被害者とわかる方が私たちのすぐ近くに座っていました。
裁判は短いものは15分足らず、長いものは1時間くらいでした。
どの事件も判決までいかなかったので続きが気になりますが、裁判の最後には「次回は○○法廷で何日の何時から」と言ってくれるので、続きが見たい場合はその日に行けばいいわけです。
内容によってはドラマや映画よりも数段も面白い。しかも何本(?)見てもお金はかかりません。
なるほど傍聴マニアがいるのもわかります。
ただ裁判は平日しかやっていないので、なかなか一般の人が行くのは難しいですね。
でも老後の暇つぶしにいいかも(笑)と思ってしまいました。
最初は行ったことのある人と一緒に行くのがおすすめですが、ネットで「裁判 傍聴 方法」などで検索してみるといろいろなサイトで詳しく説明してくれているので、そこをみれば大丈夫です。
興味のある方はぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。