新年
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
なかなかブログの更新をしないので、友人から安否の確認をされました。
年末、祖母が自転車と接触し、利き腕を骨折をしてしまい、いろいろバタついておりました。
ばあちゃんは「折れてはないと思う」とはいうものの、どんどん腫れてきてしまっていたので、救急で行き、待つこと6時間。お医者さんから、
「折れてますね。手術です」
とのこと。
その日は痛み止めをもらい帰宅。
その後何度かの通院・検査。
ばあちゃんはお会計の際、
「年寄りだから後回しにされるのよ」
と農民一揆的なノリの反骨精神をむき出しにしていたが、
「症状でならまだしも、わざわざ患者の年齢を見て後回しにするほど、病院は暇じゃないよ。それに何歳で区切るんだい」
となだめ、お会計終了。
「よーへー、食堂で何か食べていこう」
というので、メニューを見ながら、
「じゃあ、俺はもりそばにする」
と言うと、
「そんなものはどこでも食べられる。もっと特別なのにしなさいな」
という、病院で特別なものとは何ぞや、という謎を投げかけられる。
「でも、今そんなにお腹空いてもいないし、病院内が結構暑かったからこれにするよ」
と言うと、
「じゃあ、あたしはナポリタンにしようかしら」
と、それもどこでも食えるぞ!というものに決定し、着席。
骨折している方で挙手、という強引な方法で店員さんを呼び、
「もりそばを二つ!」
という驚愕の発言。
ばあちゃんは着席するまでの間に自分のメニューをチェンジしていた。
しかも便乗で。
そんなパンクなばあちゃんの手術は成功し、最近はリハビリの日々。
退院してすぐに雀荘に行くという、リハビリ寄りのレクレーションに勤しんでいる。
今回の怪我で、というのも申し訳ないが、自分はばあちゃんが大好きなんだなと再確認した。
何度かの送り迎えやお見舞い、帰ってきてからの軽いお世話。
そんなやり取りを通じて、二人っきりで話す機会も多くなり、お互いのことが分かったのだと思う。
小さな頃からおばあちゃん子ではあったが、やはり中学や高校では少し距離を置く。
それが今回の一件でまた縮まった。
そんな感じ。
ばあちゃん。
長生きよろしく。