まっしろなにじにいろをぬる | よーへーのブログ

まっしろなにじにいろをぬる

去年の昨日、僕は手術をしました。

本当にたくさんの方々に助けてもらい、今、何とか元気にやってます。

遅々たる歩みかもしれませんが、大丈夫です。


ちょうど一年。

早かったのか、遅かったのか。よく分かりませんが、

心機一転、気持ち切り替えてまたからスタートだなあという気持ちでブログでカウントダウンしてみました。


思いのほか気にしていただいていたみたいで、事前にいくつか「ありゃなんだ?」と、わざわざ質問をしていただきびっくりしました(笑)。

ありがとうございます。



さて、1995年の阪神・淡路大震災。

その大きな災害により、家族をなくした男の子が、“黒い虹”の絵を描いたと、何かで読んだことがあります。

あんなきれいな虹を黒く描いてしまうほどの心の傷だったのでしょう。

きっと東日本大震災でも同じような傷を持っているお子さんは多いはず。

お子さんだけでなく、大人もそうかもしれません。

先日、そんなことをぼーっと考えていたら、今回自分が体験した病気も似たようなものなのかなと思いました。

災害も病気も防ぎようがありませんからね……。


でも、そこから何とか立ち直って進んでいくしかないんです。

明日は来るわけですから。

這ってでも前へ前へ。


まだ僕の体内には腫瘍はあります。

初めて病名を聞かされたときは頭がまっしろになりました。

完治していない以上今もまだ頭はまっしろなままかもしれません。

でも、そんなまっしろな状態でも少しずつ少しずつ、色をつけていければと思います。

で、今は無理でも、いつか心に傷を負ってしまった子どもたちへ芸を披露できればなと思います。

黒くなってしまった虹を白く変えてあげたい。

あとはみんなが好きないろを塗ってくれればそれで良い。


そんなこんなで、今日は神奈川県立子ども医療センターへ芸をしに行ってきました。

退院してからスマイリングホスピタルジャパン という団体に所属させていただきまして、何度かお邪魔してます。


観てくれたみんなありがとう。

ノーリアクション・オブ・ザ・イヤーの子もいたけどね……。

女子人気のなさが尋常じゃないんだよなあー。

でも、今回もみんなのおかげで楽しくやらせてもらえました。

もっと新しいことができるようにがんばるからね。

もっと生きて腸に届くように、指通り滑らかな芸ができるようにがんばります。



近々、出させていただくイベントなどもあるので、しっかり決まり次第このブログで告知いたします。


ではでは。

久々の長文、失礼いたしました。