こんにちは、TGC沼尻です。

 

ここ連日、仕事で東京商工会議所まで通ってます。

GW開けたあたりから電車が若干混んできたような気がしますね。

 

でも、大手町~丸の内~有楽町界隈は昼時でも閑散としてます。

 

飲食店もたま~にランチ営業してるとことかあったりして、かろうじてランチ難民を免れてますが、どのビルの地下の飲食店街もゴーストタウンみたいになってて寂しいもんです。

でも、もうしばらくは皆で我慢の時でしょうから、ひと踏ん張りしたいところですね。

 

さて、そんなわけでどの飲食店も新型コロナウイルス感染症の影響で休業が相次いでます。

この数週間で、在宅勤務が増えたり、密を避けたり、手洗いうがいを徹底したりと個々人の習慣が変わってきてると思います。

ここで、もし今後非常事態宣言が解除されたり、外出自粛が緩和されたりしたとして、果たしてどこまで元のように戻るのでしょう。

 

皆の価値観も変わって、出社したり営業活動したりしなくても、Zoomとかうまく使えばそういった人と会う行動自体が必要なくなってくるんじゃないか?

人との接触とか、近くに知らない人が立つのとか嫌だな~という心理になってくるんじゃないか?

そもそも飲食店で皆で集まって会食したり宴会したり、そういったことが好まれなくなるのではないか?

 

そんな変化が世間一般で起きてきても不思議ではありません。

だって、我々は時間をかけて複数人数で集まらなくても何とかなるということを知ってしまったから・・・。

 

そうなってくると、当然世の中の経営者は売れるスタンダードなやり方というのを変えなければならないし、広告などプロモーションを考える人も新しい常識というのを作り直さないといけません。もちろん、経営をお助けしてアドバイスもしなければならない我々中小企業診断士、経営コンサルタントなども考えを改める必要があります。

 

そこで昨日から、その新しい世の中、新しい嗜好に対して、飲食店で出来る新しい取り組みは無いものか、と考えてまして、2つほどアイデアがあるので、ここで記載しておこうかと思います。

 

 

新しい価値観の時代に勝ち残る取組みその①

単店舗で多店舗展開作戦

1つの店舗でいくつもの店を展開する!!

 

タイトルだけ聞くとなんだそれ??となりそうですね汗

 

このご時世で、テイクアウトやデリバリーを始めた飲食店も多いと思います。

通常は、中華なら中華の店があって、それに付随するデリバリーメニューを展開。

イタリアンならイタリアンの店があり、その店舗、屋号でデリバリーの仕組みを導入してると思います。

 

ただ、デリバリーに関しては別に店舗を構える必要もなければ、看板も、店の趣旨に合わせた店内も必要ないんです。

ですので、1つの店舗で1デリバリー店舗ではなく、1つの店舗で複数のデリバリー店を経営するというのはいかがでしょうか。

 

出前館などのページ上に、現行の自店のメニューを並べた店舗だけでなく、中華料理店が東南アジア料理店の出前ページや中東料理の店の出前ページなど、(単一の経営形態で)それぞれ別店舗として複数店舗展開してしまうとか。

いくつもの店舗のWebサイトを作り、並列で多店舗分の注文を受けるという形で、間口を広げて注文数を増やすという作戦です。

 

例えば中華料理店なら、北京料理のデリバリー店、広東料理のデリバリー店、四川料理のデリバリー店、高級中華のデリバリー店、大衆中華のデリバリー店、と複数を別店舗的に展開しても良いでしょう。

 

寿司屋が、寿司デリバリー店と高級和食デリバリー店と大衆酒場的おつまみデリバリー店を複数やっても良いです。

 

既存店と別屋号でやれば、既存店のブランドイメージを棄損することもありません。

イタリアンの店が、中華と、和食と展開しても良いでしょう(イヤ、実際できるのかとかは別として)。

 

Webサイトをそれぞれどう用意するか、既存の出前代行サービス業者で対応できるのか等々考えなければいけないところもあることは重々承知してますが、あくまでも基本のアイデアということで。

兎にも角にも、ネット上の店舗は実店舗がいらないのですから、先に複数店舗始めた人が勝ち、とならないでしょうかね??

 

 

新しい価値観の時代に勝ち残る取組みその②

リアルとネット融合作戦

リアル店舗でWeb飲み会!!

 

ここ最近の外出自粛で、わたくしもZoom飲み会など行う機会が増えました。

ついでに実家と、妹の家と、都内で下宿中の姪っ子の部屋とをつないで皆で飲み食いするという、通称Zoom帰省まで行ってしまいました。

便利な世の中になりましたね。

 

もう飲み会はZoomで十分だ、という意見も結構聞きます。

確かにZoom飲み会はメリットも多いし、その意見は理解できます。

 

しかしながら、実店舗は実店舗の良いところもあります。

 

まずなにより実店舗は食事が旨い!

お刺身とか、やっぱり店舗で出てくる物はスーパーで並んでいる物とは違います。

牛筋煮込みなんて、なかなか家では出ません。

皆で「何食う??」なんて言ってメニューを選ぶ楽しみもありません。

お酒だってジョッキで飲むビールもグイグイ飲めてイイ!!

日本酒もワインも良いものを色々飲もうと思っても、自宅では限度があります。

 

酒好きにはお店で飲むメリットも十分にあるんです。

 

そこで、店舗の席上でZoomのようなオンラインでつなげるアプリを使えるようにして、店舗で飲んでる人と、自宅などで飲んでる人を繋げられるような仕組みを作る、というのが2つ目の案です。

 

通常は店内で携帯電話で会話するとかマナー違反です。

しかしながらそこは改めて、席上でノートPCやタブレットを置いて、遠方からオンラインでつながりたい人はオンラインで、実店舗で飲みたい人は実店舗で、実店舗飲み会とオンライン飲み会を繋ぐ、そういった飲み方を許可してみてはいかがでしょうか。

 

実店舗で1人、オンラインで1人の2人飲みでも良いし、2~3人が店舗でそこに1~2人オンラインでも良いし。

そうすれば、実店舗飲みが良い人が、皆を店に集める必要はありません。

 

周囲の騒音をどうやって拾わないようにするかとか、Wi-Fi環境をどうするかとか、色々問題点もありますが、こちらもとりあえずアイデアの段階ということで。

 

 

考えれば、新しい価値観に合わせた新しいやり方、というのは出てくると思うんですよね。

 

コロナに負けるな!!

飲食店の皆さん、頑張ってください!!

 

TGC 沼尻

 

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