こんにちは、TGC沼尻です。

 

本日の日経新聞の記事によると、

「政府と経団連は新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、採用活動を柔軟にするよう企業に呼びかける。授業の再開が遅れている高校や大学に配慮し、選考時期の分散を進め、採用の通年化を加速する。大学院生についてインターンシップ(就業体験)からの直接の採用も解禁する方向で、就活ルールを主導する政府が調整を急ぐ。」

とのこと。

 

文科相は新型コロナの感染を防ぎながら学業をきちんと優先できるよう弾力的な対応を経済界に求め、企業側は採用時期の分散や通年化など柔軟な対応を広げる。インターンシップからの採用の解禁も政府と調整するそうです。

 

私は終身雇用も否定的だし、日本的な春の一括採用も反対です。

大学できちんと学び、企業側はそのスキルを即戦力と捉えて、使える人材を都度採用する。要するに新卒も中途もひっくるめて、通年でずーっと中途採用的な採用をしていけば良いのです。

 

「学校で学ぶことなんて社会人になったら役に立たない」などという学生がいますが、中途採用的採用を企業がスタンダードに行うようになったら、学生もそんなのんきなことは言っていられなくなります。

 

私は、昔々の話ですが理系の大学を出てますので、授業も実験も実習もそれはそれは大変でした。

当時はまだバブルがはじける前後あたりで、文系の人なんて「今週は2回も学校行ったわ~」なんて自慢する始末で・・・。

「あいつら高い金払って行ってるのにもったいないことをしてるな~」なんて思ったものです。

 

で、実際に親に年間100万円以上の学費を払ってもらって、たっぷりと時間も費やして大学を卒業したのに、就職したら学んだことが使えるエンジニア部門ではなく、営業部門に配属されそうになって、相当ハラハラ、イライラしたものです。

(どうしても営業部門には行きたくなかったので、研修期間中にホストみたいなやけに派手なスーツを着たりして「自分は到底営業向きの人間ではありませんよ~」アピールをしてました。若かったなぁ~。)

結果、最初の配属先は設計部門になりましたけどね。

 

そんなわたくしですが、結局30歳前くらいで急に営業マンになろうと営業会社に就職して、そこからは色々な業種の営業現場一筋20年なんだから、世の中どう転ぶかわからんですなぁ。

 

兎にも角にも、一括で学生をまとめて採用!といった話がなくなって、必要な時に必要な部署に必要なスキルを持った人材を都度採用する、という至極当たり前の流れになれば(というか新卒採用なんてしていない中小企業ではすでに当たり前ですが)、そんな当時の沼尻青年のようなイライラも無くなれば、学生と企業のミスマッチも無くなるかもしれないし、学生が勉強するモチベーションも上がるのではないでしょうかね。

 

 

さて、そんなわけで4月に入り、世の中の大企業から中小企業まで新卒を採用した会社は多々あるとはございますが、次回から数回ほど「新人営業パーソンが学ぶべき基本」などご案内していこうかと思います。

 

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