腰痛改善コンサルタントの長岡です。
一口に腰痛と言っても、
実際に痛んでいる患部はそれぞれ違います。
あなたの腰痛がどこに問題があるか?
参考にしてください。
今日は「慢性腰痛」の事例です。
40代男性Wさんは、靴屋さんに勤めていますが
年に数回腰痛で会社を休む程の腰痛に襲われます。
どこに行っても良くならなくて
もう10年以上続いています。
最初私の治療院に来た時もそのような状況でした。
「すぐに起き上がれないので
2時間くらいしてから伺います!」
という電話でした。
布団から起き上がるまでに
1時間はかかると言います。
痛みをこらえながら
少しずつ少しずつ起きるのだそうです。
どれくらい辛い腰痛か想像できると思います。
そして来院時は
腰を左に曲げてやっと歩くような状態でした。
お話を聞くと
「腰痛が来るといつもこんな感じで
3日くらいは立ち上がれない状態です」
と言います。
「とても会社には出勤できません。」
「そのうち首を切られるんじゃないか心配です。」
すぐにベッドに寝てもらい悪い所を探しました。
前に病院で診察した時は
へルニアと言われたそうですが
実際の痛みは次の写真ようです。
ヘルニアのある背骨(脊椎)が痛い訳ではなくて
背骨の左側の筋肉が痛んでいる
のが分ります。
背骨を支えている
『脊柱起立筋』
の下の方が悪いと分ります。
そして、背骨の状態がハッキリ分ります。
しかし、なんか変です?
変形している感じがします!
背骨には痛みがありませんが
背骨に沿って痛みがあるのが分ります。
これは背骨にくっついている
『多裂筋』が痛んでいる場合によく見られる症状です。
骨が曲がっていると言えば
確かに骨が曲がっているのですが
問題は
『なぜ、骨が曲がっているのか?』
ということです。
骨は1本の棒状ではなく
一つ一つ重なった形状ですから
簡単に曲がる構造になっています。
背骨が曲がらなかったら困ります!
そして
背骨には背骨を支えて姿勢を維持する筋肉がいくつかあります。
その一つが多裂筋です。
背骨にくっついています。
拡大するとこのようになっています。
この背骨にくっついて
背骨を支える『多裂筋』が痛むと
背骨を支えるバランスが悪くなって
背骨が曲がります。
背骨が曲がっている場合は
背骨の左右に痛みが見つかることが
ほとんどです。
前に「整体」では
『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が
腰痛の原因と考えるのは大きなヒントです。
と言いましたが実はこのことです。
『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』は確かにあります。
しかし実際は
背骨や骨盤を支えている筋肉が痛んで
歪んでいるケースがほとんどです。
『この腰痛、今すぐ何とかしてくれ!』という方は
をお読みください。
ではまた次回!
最後までお読み頂きありがとうございます。
(感謝)