くじゅうのミヤマキリシマ観賞登山 | CATのフィールドⅢ

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CATは少年時代のニックネーム。フイールドは権現山で、内容は
登った山の話しや諸事を日記として掲載。

        5月30~31日(木・金) はれ(翌日あめ)

 

      恒例のミヤマキリシマ観賞登山は、例年は平治岳だが、今年は山を変

      え泉水山から黒岩山だった。当初は5人で登る事になっていたが、二

      人に不都合があって三人で登った。

 

      一日目

      ルート 長者原-下泉水山-上泉水山-大崩ノ辻分岐-黒岩山-牧ノ戸

          峠-(バス)-長者原-宝泉寺(宝温泉)

      同伴者 IS会長、Sカメラマン、CAT 

 

     ↓ ホテル・コスモス横から入山し奥郷川の橋を渡る。昔この辺りはキャ

       ンプ場だったが、今は閉鎖され朽ちた炊事棟を見るばかりだ。 

 

      ↓ クヌギ林を出て急坂の防火帯を登って行く。この辺りはワラビも採

        れる。(^^♪ 眼下に飯田高原や長者原、そしてくじゅう連山と展

        望が開け言葉を無くす・・・。

 

     ↓ 防火帯の草原から黒土の滑りやすい急坂を詰めるとアセビの樹林に

       入る。下泉水山のピークの岩場を通り上泉水山へ向かう。この一帯

       のアセビの樹は巨木で見事だが、異様な感じすら覚える・・・。ア

       セビの樹林を抜けると上泉水山が見えて来る。

 

     ↓ 圧倒的にアセビの樹が多い山だがドウダンツツジも見る。上泉水山

       (1447m)の山頂は岩上で狭い。足元に長者原や温泉の湯煙が見え展

       望はいい。中でも黒岩山への道筋のアセビの緑さは際立って美しく

       輝いて見えた。        

 

     ↓ 上泉水山と黒岩山の鞍部にミヤマキリシマの群落がある。北大船や

       平治岳ほどではないが、ピンクが濃いく情緒があって美しい。

 

    ↓ 稜線からはくじゅう連山、そして振り返ると由布岳の双耳峰がクッキリ

      と見え三人の会話も弾んだ。普段はくじゅう連山に登山者を奪われ静か

      な山だが、この時期は登山者も多く、派手さはないが黒岩山までミヤマ

      キリシマは咲つづく・・・。

 

      ↓ 起伏の少ない歩き易い稜線だが岩峰もある。岩峰を下って振り返

        ると奥に由布岳が見える。こちらにも来ないかと誘っている様に

        思えた。

 

    ↓ 緩やかなササ原をくじゅう連山を眺めながら登っていく。黒岩山の

      手前の広い登山道で昼食にした。三々五々登山者達が挨拶をして通

      り過ぎて行く。12時を大きく回っていた。

 

     ↓ 食事を済ませ灌木の中を登る(シャクナゲの樹も見る) やがて岩上

       の黒岩山(1502m)だ。隠れていた南側の展望も開け、阿蘇五岳や

       外輪山が現れる( ^ω^)・・・。

 

     ↓ 少し景色を眺めてから牧ノ戸峠を見つつ下山して行く。15時峠へ

       下りて来た。レストハウス前は下山した登山者で賑やかだった。

       多くは久住・星生山からの下山者だと思えた。計画ではここから

       更に1時間掛けて長者原へ下る予定だったが、1時間待てばバスが

       来ると言うので、時間をつぶしてバスで長者原へ戻る事になった。

       バスが来るまで東京からと言う中年の女性三人、姫路からの女性な

       どと話しが弾み、バスを待つ時間は短かった・・・。一期一会・合

       縁奇縁、実に楽しい時間待ちだった。 

 

       女性達とはバスの中で別れ、長者原からIS会長の車で定宿の宝温泉

       に入った。

 

                     つづく